Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

実刑と執行猶予の間

2006年08月26日 14時39分54秒 | Weblog
 刑事裁判で悩ましいのは、実刑か執行猶予かで判断が微妙な事件である。研修所の教官は、同一事例であっても、「懲役6月」と「執行猶予5年」いずれの判断もありうるという。
 だが、考えてみれば、そのような事件は、既に被告人がある程度の期間身柄拘束をされている場合が多い。そして、このような身柄拘束期間の一部は、刑の執行にあたり控除されうるのである(「未決勾留日数の算入)。そうすると、例えば、懲役6月でうち4ヶ月は控除されるため、実質懲役2月というケースもありうる。そして、短期自由刑は、「あまり効果がなく、初犯者に対してはむしろ有害でさえありうる」と指摘されているのである。

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