絶望的な腐敗

社保庁職員：年金着服１億３千万円　２４人が１２年間で（毎日新聞）
　社保庁や各社会保険事務局などによると、着服額は計約３１８４万円、不正受給額は計１億１０７万円に上る。不正行為をした２４人のうち、課長や次長ら管理職、専門官らが１８人と４分の３を占めた。２１人は懲戒免職、２人は依願退職、１人は退職後に着服が発覚した（その後刑事告発）。
　同庁は、一部の着服が国会で問題化した９９年までは、会計検査院への報告や刑事告発をほとんどしていなかった。このため、表面化していない事案もあるとみられる。同庁の三枝寛・職員課長は「被害額がほぼ返納されており、職員の将来への配慮もあったかもしれない。９９年以降、表面化していない着服などがあったとは考えたくない」と話している。

　責任者の発言に絶句した。公金を横領した職員の「将来への配慮」など必要なのだろうか？

頭脳労働者の過剰

　以前、「学歴逆詐称の権利」を主張された阿部泰隆先生のコメントを載せたが、結局、日本には「頭脳労働者」が多すぎるというのは事実だろう。どんな会社でもそうだと思うが、「少数の頭脳」と「多数の兵隊」のバランスがあってこそ強い組織が生まれる。だから、「ブレーン採用」と「ソルジャー採用」という言葉が使われるのだ。
　学歴詐称：職員７００人が自己申告　横浜市（毎日新聞）
　大学・短大卒にもかかわらず、中学・高校卒と学歴を詐称して職員が各自治体に採用されている問題で、横浜市は２日、申告期限の７月３１日までに約７００人の職員が詐称を自己申告したと明らかにした。同市は６月、「期限までに詐称を申告すれば停職１カ月。申告しなければ懲戒免職にする」と発表していた。

　大卒主体の「ブレーン採用」の枠は限られているのに対し、「ソルジャー採用」の方は、枠が大きい。だからみな学歴を逆詐称するのである。
　・・・この需要と供給のミスマッチは、どうしたら解消できるのだろうか？

日本人メジャー・リーガーは活躍すべからず？

　多くの人が、「これはタダではすまない」と思ったであろう記事：
民主・小沢代表、駐日米大使の会談要請を断る（読売新聞）
　１１月に期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長について、参院で第１党となった民主党に理解を求めるためとみられるが、小沢氏側は「会う必要はない」と断った。

　アメリカさまを怒らせるとどんな目にあうか？太平洋戦争の最大の原因はアメリカさま（とイギリス）の逆鱗に触れたことだし、クリントン元大統領の策謀？によるバブル崩壊も、日本企業によるＬＡやＮＹでの派手な不動産買収等がアメリカを怒らせたことが一因となっていたと指摘されている。
　アメリカさまを露骨に怒らせるとひどい目にあうが、アメリカで日本人が活躍すると、これまたいじめにあう可能性が大きい。バーディーがごく短期間アメリカで生活した経験によると、彼らの大半は、有色人種が自分より優れているのを見せ付けられると、「許せない」と感じるようである。
　こうなると、日本人メジャー・リーガーがあまり派手に活躍するのはまずい。ましてや、今回の小沢代表の行為は・・・。

ひそかな発見

　研修所内のＳ木書店は、知る人ぞ知る法律書の専門書店である。取扱い書籍は法曹界や有斐閣などの格調高い体系書ばかり。
　ところが、である。
　つい先日、場違いな本を発見！
　それは・・・伊藤真試験対策講座１０　刑事訴訟法だった！
　教官は常々「予備校本は捨てろ」と指導する人が多い。これは、イスラム圏で聖書を売っているようなものである。
　ちなみに、今日見に行ってみると、なぜかなくなっていた。