Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

インランド・エンパイアを観た

2007年08月30日 23時09分26秒 | Weblog
 ボツネタに触発されインランド・エンパイアを観る。とにかく訳が分からない。ひょっとすると、バーディーが観た映画の中では、「ざくろの色」についで気持ちの悪い映画かもしれない。
 「3時間の悪夢」というキャッチ・コピーがあるようで、人間はいかに意味のわからない世界によって不安に陥れられるかを痛感させられる。
 ただ、ちょっと精神衛生上いいとは思えないので、心にゆとりのある方だけごらんになることを勧める。
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大阪と代々木

2007年08月30日 17時06分40秒 | Weblog
 ゲンダイの記事によると、大阪で開催されている世界陸上のチケットが余り売れていないという。何しろ、ウィークデーで10%前後というからガラガラ状態である。
 前回の世界陸上が開かれたのは確か代々木競技場だったと思うが、今やここはマッスルミュージカルの本拠地となっている。時代も変わったものである。
 さて、平日の昼間に訪れると、ここはほぼ95%の客入り。夏休みということもあって、子供づれでにぎわっている。
 演目は、かつての「筋肉番付」を彷彿とさせる跳び箱などのほか、サーカス的なものが多く、サーカスマニアのバーディーを熱狂させる。バーディーは小さいころから母親に
「言うこときかないとサーカス小屋に売り飛ばすわよ」
と脅されて育った。だが、サーカスというものに惧れと憧れを抱いていたのである。
 ・・・それにしても、この炎天下、会場まで行って陸上を見る大阪人が多いとは思えない。こんな時期にどうして開催するのだろう。
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後白河院

2007年08月30日 10時39分24秒 | Weblog
 新潮文庫が「人生で二度読む本」をシリーズ化して出版し始めた。早速バーディーも買い込んで読み始めている。
 1冊目が井上靖の「後白河院」。(征夷大将軍をもらえなかったために)源頼朝から「日本一の大天狗」と罵倒された後白河院の人間性を、「4人の第三者」が語るというある種の実験小説である。
 第1部は平信範、第2部は建春門院中納言、第3部は吉田経房、第4部は九条兼実によってそれぞれ語られる。後白河院本人は登場しない。
 この構成は、ロレンス・ダレルアレクサンドリア・カルテットに似ている。描き出す対象が、ある地域・時代からある人物に置き換わっただけともいえる。ひょっとしたら井上靖さんもダレルからヒントを得たのかもしれない。
 さて、バーディー個人は、第2部の、服装等についての旧自然主義的な、詳細かつ長ったらしい描写にバカウケした。平安時代の宮廷の女性のパロディーともいえるが、これがないと第3部・第4部が効いてこない。やはり、「神は細部に宿る」のである。
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