Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

夏の濫読生活

2007年08月25日 10時06分46秒 | Weblog
 学生時代から、夏バテして体が動かないときは、寝転がって文庫本を片っ端から読むことにしている。文字通り「一日一冊主義」の生活である。今年の東京は1995年以来の猛暑のため、バーディーの体もバテ気味である。そこで、新潮文庫や岩波文庫を手に取り寝転がることとなる。
 今手元にあるのは
「夢の世界」(エリス)
「ヘッセ詩集」
「ガラス玉遊戯」(ヘッセ)
「ガリヴァ旅行記」
「笑犬楼の逆襲」(筒井康隆)
「ヴェルレーヌ詩集」
「獄門島」(横溝正史)
「ヘッセ 魂の手紙」
「人を動かす」(カーネギー)
「TIME」
といったところ。
 ちなみに、つい先日読了したのが
人民は弱し 官吏は強し」(新潮文庫)。マイクロソフトジャパン元社長の成毛さんご推薦の星新一の名著である。
 日本という国においては、官が構造的に民を虐げるために正常な発展が妨げられる仕組みが極端なまで見事に描かれている。もちろん、これはフランスでもそうなのだけれど。
 
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BS生活

2007年08月25日 00時08分34秒 | Weblog
 宮古島のペンションに滞在し、昼間はドライブしながら各所のポイントでシュノーケリングを楽しみ、夜は食事のあとBSで懐かしいテレビ番組を見て過ごす生活を2、3日続けた。少年時代の夏休みとほぼ同じ生活パターンである。
 さて、BSといえば、実に面白い番組が多いのに驚く。例えば、
「悪霊島」「ウルトラマン」「タイムボカン」「スケ番刑事」「Gメン75」・・・。30代の人間にとって、これは見始めると止まらない番組のオンパレード。かくして毎日午前1時過ぎになってようやく寝付くのであった。
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岡留編集長とサンゴとヤンバルクイナ

2007年08月24日 17時07分04秒 | Weblog
 那覇・宮古島を再訪。那覇のお目当ては美ら海水族館のみ。国際通りはもう飽きた。水族館はさすがに世界一を誇るだけのことはある。時間に余裕があればもっと見たかったのだが、那覇市内から車で2時間のうえ、夕方の便で宮古島に行く予定だったので、3時間ちょっとでお暇する。
 そうそう、「噂の真相」の元編集長:岡留さんは今は那覇市内に在住。森元首相の売春防止法違反前歴報道で「一本勝ち」?した昔が懐かしい。
 さて、宮古島に飛んだものの、あいにく天候不順。今年は灼熱の太陽の下、ビーチでのんびり過ごすことが殆どできなかった。ここ10年くらいで初めてのことである。吉野海岸に行くと、魚影は相変わらず濃いものの、サンゴの白化に唖然とする。約80%が白化しているらしい。原因は「サンゴの浮上(露出)」。海面が下がってきてサンゴが直射日光を浴びてしまうために起こるらしい。地球温暖化とは反対の「海面の低下」なのである。
 島をドライブしていると、諸所でクイナに遭遇する。なぜか反射神経が鈍く、あやうく何度も轢きそうになった。本島北部では、ヤンバルクイナが車に轢かれて死ぬ事故が続発している。
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クラスの絆

2007年08月19日 19時23分23秒 | Weblog
 クラスのインターネット掲示板を覗いてみたら、「みんな合格と確信」云々という投稿があった。現実問題、全員合格というのはまずないのだが、それでも、同じ釜の飯を食った仲間として、全員合格を願うのは当然である。ドライなバーディーですらそう思っているのである。
 翻って、政界・官界・業界を見るに、「10人のうち9人が生き残るためには、1人が犠牲になって当然だ」という風潮が蔓延している。バブルの後遺症は深刻な腐敗をもたらしたのだ。「団塊世代」のある弁護士は、「昔は、みんなが頑張ってみんなが繁栄できる時代だった」という。かなり美化された過去ではあるにせよ、当たってはいるだろう。
 「10人のうち1人をみせしめのため犠牲にする」という密かなサディズムが大衆心理のうちにはびこっているのかもしれない。
 
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ヴェルサイユ化現象

2007年08月19日 10時00分26秒 | Weblog
 金曜日の読売新聞で、堺屋太一氏が、「今の内閣は庶民感覚や地方の痛みが分からない二世・三世議員ばかりで、革命で崩壊する直前のフランス宮廷と似ている」と内閣のヴェルサイユ化現象を指摘していた。氏は、さらに続けて、昔のように族議員がいて、地方の声を中央官庁に直接直訴できるような体制も崩壊してしまったと小泉改革の負の側面を強調する。
 これらは、確かに一理あるとバーディーも思う。地方に全く住んだことのない二世・三世議員は、田舎の商店街がシャッター通りと化しているのを見るはずもないし、ネカフェ難民と遭遇することもなかろう。もっとも、他方で、地方の「1時間に1台しか車の通らない高速道路」や「全産業の半分近くが建設業」という状況にも疎いのかもしれない。
 それにしても、サラリーマン社会をはじめ、いたるところでヴェルサイユ化現象は進んでいるのかもしれない。
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ホテル住まいは体に悪い

2007年08月18日 17時28分13秒 | Weblog
 昨日、二回試験は無事終了。溜まった疲れはマッサージでちょっととれた。右の首筋が異様に凝っていたらしく、マッサージ師から「どうしたんですか」と尋ねられた。もう二度とこんな試験は受けたくないと誰もが思っただろう。とはいえ、一安心である。
 バーディーは、この1週間、和光市駅前の東○インでホテル生活を送っていた。・・・それにしても、1週間とはいえ、ホテル暮らしはやはり体に悪いものである。特にベッドがいけない。ベッドにしろ枕にしろ寝巻きにしろ、ホテル仕様のものは、汗をうまく吸収するつくりではないように思う。
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善きこと

2007年08月10日 09時07分39秒 | Weblog
 ゲーテの詩の中でバーディーが選ぶベスト10に入るもののうちの一つが、「いましめ」である。
 
 いや遠くさまよい出でんとするか
 見よ、善きことはまこと近きにあり
 幸福をとらえるすべを知れ、
 幸福は常に手近にあれば

(高橋健二訳)

 「善きこと」とは、詩の常として多義的な言葉である。
 例えば人間の身体。やや主旨がすれるが、最近、渡辺淳一氏が、週間新潮に、小学生に向けて「どうして自殺をしてはいけないのか」を平易な言葉で説くコラムを連載していた。その中で「身体の細胞の一つ一つは、我々の意思とは全く無関係に、常に全力かつ猛スピードで生きる努力を続けている」ことを指摘していた。
 当たり前のことだが、ギリシャの格言にもあるとおり、人間は「髪の毛一つすら自分の意思で左右することはできない」のであり、要するに自分の身体は自己の所有物ではないのである。
 「身体」という身近にある「善き」ものをとらえることは、一つの幸福といえるだろう。

   
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わが師の恩

2007年08月09日 00時19分35秒 | Weblog
 成績の芳しくない同級生の起案に対する教官のコメントを垣間見た。
 厳しいコメントが続いた最後の行に
「就職活動は粘り強く続けること」
と一言。
 二回試験のプレッシャーと就職先が決まらない不安から、精神面が不安定になっていることを察知しているようだ。
 どんな業界も道は厳しい。だが、「袖擦れ合うも他生の縁」で、クラスの生徒を思いやる教官の姿に感動を覚えたのであった。高校以来のことである。
 
 
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消えた年金(その2)

2007年08月05日 21時26分15秒 | Weblog
 「消えた年金」で補足すべきことがあった。それは、特殊法人は、平成13年度から国(財務省理財局資金運用部)から借入を行うことが原則として禁止されたことである(財投機関債を巡って参照)。その代わり、まずは独力で財投機関債(政府保証なし)を、それでも足りなければ財投債(政府保証付き)を発行して資金調達を行うこととなったのである。
 だが、ここで問題なのは、財投債の引受け先に郵政公社や年金資金運用基金(厚生労働省)が含まれていることである。要するに、実態は変わらないのだ。
 ・・・そうすると、「消えた年金」だけでなく、「消えた郵貯?」も問題となるはずである。特殊法人の旧日本開発銀行(現在の日本製作投資銀行)出身の竹中平蔵氏が郵政民営化をあれほど猛烈に推し進めたのには、こうした事情があったのである。
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消えた年金

2007年08月05日 14時03分09秒 | Weblog
 「消えた年金」といえば、年金記録のことを指すようだが、記録自体はちゃんとある(らしい)。ただ、労組が残業に反対するため、記録の整理が遅れている(らしい)。バーディーがもっと深刻だと思うのは、年金そのものの運用である。
 バーディーがもと勤めていた金融機関の融資の原資は「厚生年金基金」からの借り入れである。これがバランスシートでは借方の「貸付金」と見合いとなる。(ちなみに、多くの特殊法人は赤字なので、赤字補填分を一般会計からひっぱってくるのだが、これは損益計算書の問題であり、年金とは関係ない)。
 問題は、この「貸付金」である。この中に回収不能な不良債権があれば、結局、年金は「ドブに捨てたも同然」となる。技術的には、「貸倒償却」として、これまた一般会計から予算を持ってきて、バランスシートから落とすこととなる。私見では、(貸付を行っている)特殊法人の多くが、今もなおかなりの不良債権を抱えていると思う。
 想像もつかないのが、農水省所管の特殊法人である。松岡元大臣の自殺で明るみになったが、おそらくかなりの資金が財政投融資やその他の形式で流れており、表向きは無難に「運用」されていることになっているのだろうが、現実には不良債権化している可能性がある。これまた恐ろしいことである。
 年金は実際に「消えて」いる!?のかもしれない。
 
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