Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

人選

2018年05月21日 07時13分53秒 | Weblog
「しょーもな過ぎる」 元天才司令塔、日本代表の選考にSNSで持論「使い勝手エエ奴が評価されるとは…」
 「こうしたメンバー選考に異を唱えた一人が石塚氏だ。「何でもできる器用で使い勝手がエエ奴が評価されるとはしょーもな過ぎるね!」(原文ママ)と、自身の公式インスタグラムで切り出すと、次のように続けている。
「まぁ何とも日本人的な考えやけど、、、得意な事を伸ばすんじゃなくて苦手な事を克服するっていう教育やししゃーないか、、、」」

 私はサッカーのことは分からないが、チームスポーツである以上、「構成」の観点から人選を行う必要があることは分かる。
 27人の社員を採用する会社を考えると、似たような経歴・スキルの人材があまり多いとバランスが悪いし、チームの和を乱すような人材はとりたくないだろう。
 また、コンビネーションやケミストリーという問題もある。「この人材を活かすにはアシスト役としてこの人材も必要だ」、「この人たちは馬が合い、相乗効果が期待できる」みたいなやつである。
 そういう目で素人が人選を見ると、平均年齢29.1歳というところから「経験重視」(中途の即戦力)の発想が窺え、必然的に、近い年齢の選手でお互いに勝手知ったメンバーが選ばれたということが言えそうである。
 
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取引

2018年05月20日 16時52分51秒 | Weblog
米、核兵器引き渡し要求 北朝鮮に年内の行動迫る
 「トランプ米大統領は17日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対し、体制保証を見返りとして非核化に応じるよう促した。」
 「首脳会談で非核化に関する合意に達した後の核兵器処理について、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、核兵器解体のノウハウがある米国に運ぶことが可能と強調した。」

 これはきつい要求で、ある意味最後通牒である。
 「体制保証」は初めて出た取引条件だが、さすがにその対価が大きすぎる。
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故意なければ犯罪なし

2018年05月19日 08時18分43秒 | Weblog
日大「悪質タックル」は「傷害罪が成立する可能性」 元アメフト部の弁護士が解説
 「――今回の反則の映像を見て、どういう印象を持ちましたか
非常に悪質、あり得ないタックルという印象を持ちました。パスを投げ終わった後のQBへの接触はかなり重い反則です。止まれずにぶつかった場合でも取られますが、自分からタックルに行くことなど通常あり得ません。ディフェンスも重い反則と分かっているから、QBがボールを離したら、ぶつからないための訓練をしています。それが投げ終わったQBを追いかけて、2、3秒後にタックルというのが、明らかに故意があります。」

 本件では、「故意」の有無が最大のポイントだと思われるが、元アメフト部の弁護士は、明らかに故意があると指摘する。
 また、監督が「(相手チームの)QBを壊してこい」と指示したという報道があり、これが事実であるとすれば、監督と選手との共犯による傷害罪が成立しそうである。
 ちなみに、「故意なければ犯罪なし」というのは心身二元論から導かれる原則で、ローマ法では、「過失犯」というものはなかったそうである(「新版 ローマ法案内」p25)。
 それにしても、「壊してこい」という言葉は恐ろしい。
 多くの人が、他人の「身」はもちろんのこと、他人の「心」を傷つけないように配慮して暮らしているというのに。
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ノルマ主義

2018年05月18日 08時26分45秒 | Weblog
スルガ銀行「謝罪会見」で明かされなかった重大なこと
 「「オーナーを融資基準に合わせるんです。年収700万円の人には8000万円の案件、1000万円の人には1億2000万円の案件とかね。そのうえで利回り計算をして家賃を設定。8%、30年の家賃保証という形で、条件に合ったオーナーに売り込む。
 その基準内で、土地売買に絡み、間に入って中抜きをしたり、建設会社にキックバックさせたりする。それで、銀行もオーナーもスマートデイズも販売代理店も満足するというスキームです」(販売代理店関係者)
冗談ではない。「満足する」のは、最初だけである。「逆算の家賃」が高額になるのは自明で、それが入居率の低下につながり、「中抜きやキックバック」といった不労所得での埋め合わせも出来なくなって、やがて倒産に至る。5年で1200億円というスマートデイズの無茶な数字がそれを物語る。」

 ここでは触れられていないが、「逆算の家賃」とは別に、東芝や神戸製鋼などと同様の問題(「数字を作る」という発想)が背後にあると考える。
 それは、「融資のノルマ」である。
 普通に審査すれば通らないが、貸付(フロー金額)について厳しいノルマが課されているために審査が甘くなったとすれば、今回の事件はすんなり理解できるのである。
 
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格闘技系スポーツ

2018年05月17日 07時04分58秒 | Weblog
独占入手!タックル謝罪文 日大・内田監督、自身の指示には触れず「選手が違反行為」
 「反則行為について「選手、大学生としてあるまじき違反行為」としながら自身の指示については触れず、選手の反則行為について謝罪した。連盟関係者は「選手個人に責任を転嫁する内容だった」などと批判。危険なプレーをした日大の選手が「『(反則を)やるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と周囲に話していたことも分かった。」

 ある法律相談の事前研修で、精神科医の先生が語ったところでは、格闘技系のスポーツをやっている人の自殺率は、それ以外の人と比べて有意に高いことが明らかになっているそうである。
 理由としては、「人を傷つける行為に対する抵抗の弱さ」が、「自分を傷つけることに対する抵抗の弱さ」へと転化し、自殺に対する心理的障壁が低くなってしまうことが指摘されている。
 マスコミなどがこの監督や選手をあまり追い詰めると、自殺しかねないというおそれもある。
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ゆさぶり

2018年05月16日 08時27分01秒 | Weblog
北朝鮮、米朝首脳会談取りやめ示唆=南北閣僚級会談を急きょ中止
 「北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、米韓空軍が開始した航空戦闘訓練「マックスサンダー」を強く非難、16日に予定していた韓国との閣僚級会談を中止せざるを得なくなったと伝えた。」
 「16日の南北閣僚級会談は、4月27日に板門店で行われた文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の会談を受け、南北離散家族の再会行事や将官級軍事会談の開催などについて協議するとみられていた。朝鮮中央通信の報道は、米朝首脳会談を前に米韓に揺さぶりを掛ける狙いがあるとみられる。」

 米韓に対する揺さぶりという狙いもあるが、米朝会談で自分を高く売るための布石とも見ることができる。
 会談にわざと遅れてきて相手を焦らせて優位に立とうとするプーチン大統領のやり方と似ている。
 (旧)共産圏の外交手法はよく似ているが、共通のマニュアルでもあるのだろうか。
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経産省支配

2018年05月15日 07時38分25秒 | Weblog
柳瀬唯夫氏の参考人招致 首相よりも守りたかった「モノ」
 「財務省の元幹部官僚は、「総理秘書官には2種類ある。政務秘書官はもともと総理の下で働いてきた公設秘書などが務めるのが一般的で、官僚の今井氏が政務秘書官に就くのは異例中の異例。それまで財務省が総理の一番近くで永田町の情報を集めてきたが、14年の内閣人事局の創設で人事権まで掌握され、『経産省支配』に変わった」」

 確かに、「政務」秘書官に官僚が就任するというのは異例と思われる。
 この記事は、首相と今井秘書官らとの個人的な(山登りなどを通じた)関係を指摘しているが、それ以外にも首相と経産省との接点がある。
 それは、祖父の岸信介氏である。
 岸信介氏は、農商務省に入省し、後に商工省の「革新官僚」として活躍したが、商工省は現在の経産省の前身にあたる。
 祖父の代から縁があるわけだ。
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倫理綱領

2018年05月14日 08時00分25秒 | Weblog
成年後見、神戸のNPOが遺産受領 病死男性の自宅
 「認知症などで判断力が衰えた高齢者らの財産を守る成年後見制度で、神戸市長田区のNPO法人の支援を受けていた男性の自宅所有権が、男性の死後に同法人へと移されていたことが12日、神戸新聞社の取材で分かった。生前に作成された公正証書に基づき遺贈されたとみられ、法人側は「正当な手続き」と主張している。一方、会員が成年後見人などを務める日本社会福祉士会は正規の報酬以外の物品や金銭を被後見人らから受け取ることを倫理綱領で禁じており、「法人であっても同様の制限がかかる」とする声もある。(井沢泰斗)」

 倫理的な問題があることは確かだと思う。
 これは、後見人が被後見人の相続資格を有する親族の場合も当てはまることだが、後見人には、より多くの遺産を取得するために、本人のための支出を出し惜しみする危険性が生じる。
 例えば、本来なら10万円必要な生活費について、広範な裁量を持つ後見人は、これを7万円に切り詰めることもできてしまうのである。
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疑似通販番組

2018年05月13日 08時02分46秒 | Weblog
 近年、「日本礼賛番組」が多すぎるという指摘がある。その背景には、こうした番組は視聴率がとれるという事情があるのだろう。
 昨日、飲食店で夕食を食べていたら、たまたまテレビで外国人が日本の名所を語るという番組をやっていた。
 数人の外国人が、特定のホテル名を挙げたところで、私は、「これは通販番組だな」という既視感を覚えた。
 つまり、礼賛されているものが通販でいえば商品であり、外国人は通販番組でいえばタレントなどの出演者という位置づけである。
 こういうスタイルの番組だと、普段通販番組を見ない人でも見る可能性があるから、商業的な効果は大きいだろう。
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序の註

2018年05月12日 07時00分00秒 | Weblog
 憲法9条へのカタバシスを少しずつ読んでいるが、これまでのところ、「序」と「夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題」が一番面白かった。
 中でも「序」の註は圧巻。
 例えば、「「戦勝国が自衛権という本源的な権利を奪った」は、・・・自衛権をチンピラのプライドと混同しやったやられたの応酬に意識を染めてまるでたちの悪い犬である」(p15)、石川健司教授については、「宗教が団体を意味することが忘れられている。石川は総じてLaski以来の多元主義に潜む陥穽を十分に見究めえていない。」(p16)という風に、これまでにない手厳しい(やんちゃな)論調である。
 
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