Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

音のマスキング効果

2018年10月21日 06時08分23秒 | Weblog
波音や雨音などの“環境音”が「作業効率上がる」「雑音は必要」と人気、効果はある?
 「脳の情報処理量は一定です。無音の空間にいる時、意識は自分の周囲に向きやすくなります。その際、ある程度の大きさ(ただし、うるさいと感じない程度)の音があった方が、周囲で生じた音が環境音にかき消されて気にならなくなるのです。これを『音のマスキング効果』と呼びます。」
 「例えば、オフィスであればキーボードの操作音や電話する時の声など、自分から発せられる音が目立ちやすくなるため、周囲への気遣いに脳の容量を使いがちになり、集中力が下がるように感じられます。しかし、空間に適度な音があれば、自分から発せられる音が環境音に紛れ込みやすくなるため、周囲に必要以上に気を遣う必要がなくなり、脳の容量をフルに使って作業に没頭できる状態になります。つまり、音があることで『集中力が上がる』というよりは、『集中力が維持される』状態というのが正しいと思います。」

 「全くの無音状態は自然界には存在しないため、人間はある程度の雑音があった方が落ち着く」という説がある。
 ホテルや飲食店などで、小さな音量で音楽を流しているのは、客に安心感を与える効果があるというのである。
 だが、この説が正しいかどうかは微妙である。 
 上の記事は、環境音の狙いは、無音環境だと自分の周囲に意識が向きやすくなるため、環境音を使って周囲で生じる音を消すことによって音を「マスキング」するところにあるという。
 要するに、雑音に環境音をぶつけているだけの話なのである。
 
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70歳

2018年10月20日 08時13分51秒 | Weblog
沢田研二のコンサートが急きょ中止に ファン困惑「勝手にしやがれ」14年前も同様のドタキャン劇あった
 「来場客はツイッターで「本日の公演は契約上の問題が発生した為、中止とさせていただきます。ご来場いただきましたお客様におきましてはご迷惑をお掛けいたしまして、大変申し訳ございませんでした」との掲示を投稿。ファンは「ドタキャン、中止かよ!」「まさかの中止」「勝手にしやがれ!」など突然の発表に困惑している様子を投稿している。」

 「勝手にしやがれ」の書き込みに不謹慎ながら笑ってしまった。
 あの「ジュリー」も御年70歳。
 「沢田研二に一喝!中尾ミエ「70歳のジジイに7000人も集まって」」という風に、ファンに感謝する姿勢が欲しいところだった。
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遺体の行方

2018年10月19日 07時56分54秒 | Weblog
Jamal Khashoggi: What we know about the journalist's disappearance(BBC)

 3分間の動画だが、ジャマル・カショギ氏の事件の全体像がよく分かる。
 これを見ると、遺体は既にプライベートジェットでどこかに運び去られているとみられ、領事館内では見つからないだろう。
 終わりの方には、「サウジは我が国から武器やその他の物品を大量に買ってくれるお得意さんだから・・・」と述べて、この件を深く追及する気のないトランプ大統領の発言も出てくる。
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全員一致

2018年10月18日 08時13分16秒 | Weblog
「最高裁は自ら『最後の砦』を壊した」岡口裁判官「戒告」に弁護士有志が批判
 「人権を守る「最後の砦」と言われる裁判所の、その頂点に立つ最高裁大法廷が、その「砦」を自ら打ち壊し、裁判官の表現の自由に配慮しない不当決定を下したことに、心からの強い憤りを感じます。」

 最高裁は、14人の裁判官全員一致で岡口判事に対し「戒告」の懲戒処分を行うことを決定した。
 最高裁は、「裁判官が、表面的で一方的な情報や理解のみに基づき、予断を持って判断するのではないかという疑念を国民に与えた」と指摘したが、このツイートを見て「予断を持って判断するのではないかという疑念」を抱く国民はまずいないだろうから、この認定は誤りではないかと思う。争点から逸脱した、不意打ちのような認定でもある。
 それに、「全員一致」というのも不気味である。
 弁護士出身の裁判官や、山口厚先生あたりが反対するのかと思いきや、そうではなかった。
 今後は、裁判所内部で、岡口判事に対するいやがらせが行われないことを祈りたい。
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引退多数

2018年10月17日 07時56分57秒 | Weblog
「どうなる?アメリカ中間選挙」(時論公論)(NHK)
 「下院は共和党が議席を減らす公算が高まっています。最新の予測では、民主党がすでに現有議席を上回る199議席を固めたのに対し、共和党が固めたのは194議席にとどまり、残り42議席が接戦とみられています。
 なぜ共和党は苦戦しているのでしょうか?本来は有利になるはずの現職議員少なくとも43人が今期限りで引退を表明しているからです。これほど多くの現職の引退は過去に例がありません。ライアン下院議長をはじめ、トランプ大統領と一線を画してきた主流派の有力議員らが去ることで、共和党の組織力低下を危ぶむ声もあります。反対に、民主党は「下院の多数を奪還する絶好のチャンス到来」と勢いづいているのです。」

 米中間選挙では、与党共和党の苦戦が伝えられている。
 アメリカの主要メディアは、例によってトランプ政権に厳しい報じ方をする傾向にあるので、鵜呑みにはできないが、上の解説のように、共和党の現職議員が多数引退することから、下院では共和党が苦戦するというのが大方の見方のようである。
 なぜこれほど多くの議員が引退するのかは、おそらく、共和党内部にもトランプ政権に対する不満があり、ついていけない人たちが多いということなのだろう。
 
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ダブル・スタンダード

2018年10月16日 08時10分23秒 | Weblog
サウジ記者不明で政府関与なら「厳罰」とトランプ氏
 「失踪したジャマル・カショギ氏が寄稿していた米紙ワシントン・ポストはサウジのムハンマド皇太子が拘束を指示したと報道している。また、トルコからの報道では、同国当局が殺害に関する映像や音声を入手しているとされる。トランプ氏はサウジの関与について、「可能性があるかと聞かれればイエスだ」として、「厳罰」に言及した。」

 中国のウイグル問題を批判する一方でサウジアラビアの人権抑圧問題には触れない姿勢は、かねてから「ダブル・スタンダード」と批判されてきた。
 だが、今回の事件はさすがに露骨だったためか、トランプ大統領もサウジを厳しく批判せざるを得なかったようだ。
 この事件では、証拠の問題もある(サウジ記者「殺害」、アップルウォッチ関連のうわさはあり得るのか)。
 これを読むと、「拷問」の証拠は出てこず、「誤って死なせた」などということにされるかもしれない。
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証拠の隠ぺい

2018年10月15日 08時07分10秒 | Weblog
「松橋事件」再審開始が確定=85年の殺人、「自白」服役の男性―最高裁
 「確定判決は、宮田さんの捜査段階の自白のみを根拠に有罪と認定したが、再審請求審では地、高裁いずれも自白の信用性を否定。熊本地裁で始まる再審公判では、無罪を言い渡される公算が大きい。
 再審請求では、捜査段階で宮田さんが「凶器の小刀に巻き付け、犯行後に燃やした」と供述していた布片を検察側が保管していたことが判明。熊本地裁は2016年6月、小刀と遺体の傷口が合わないとした鑑定結果も踏まえ、「自白の核心部分が揺らいだ。有罪判決を維持できるほどの信用性は認められない」と再審開始を決定した。」

 犯人性(犯人と被告人との同一性)が問題となる事件において、被告人と物との結びつきが最重要視されるのは基本中の基本である。
 となると、本件では、凶器である小刀及びそれに巻き付けてあった布が最重要証拠ということになる。
 (記事からは明らかでないが、小刀には血液などが付着していなかった事案なのだろう。)
 状況からすると、布を「凶器の小刀に巻き付け、犯行後に燃やした」という供述は警察又は検察の誘導(強要)でなされたようなので、この「布」が捜査機関側にとって不利な物証であった可能性がある。
 つまり、布に血液が付着していない、現場では布の繊維が検出されていない、などといった、犯人性を否定する方向の物証であったかもしれない。
 そうすると、その存在を隠ぺいするということは、捜査機関側も、宮田さんが犯人でないことに気づいていたということなのかもしれない。
 
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誤訳

2018年10月14日 08時09分51秒 | Weblog
The Greeks ギリシャ人 (H.D.F.キトー)
 「理性に当たるギリシャ語は、ここの意味では「ロゴス」である。・・・(中略)・・・「ロゴス」は普通「言葉」と誤訳されている。それはむしろ「話」であるか、あるいは「話」によって伝達される観念である。」(p243)

 こういうくだりを読むと、言葉の怖さを痛感する。
 「ロゴス」を「言葉」と訳するのは誤りだというのである。
 
 これに対し、「難解な本を読む技術」高田明典)には、ラカンの「エクリⅠ」冒頭の解説として、以下のような記述がある。
 「自我とは、「ロゴス」であり「記号」であり「言葉」である。」(p225)

 この肝心のところで、「ロゴス」が誤用されているかもしれないということなのだ。
 念のため言っておくと、高田先生のこの本は非常に良い本で、再読三読に値すると思うが、それだけに、こうしたところが気になるのである。
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ポリコレ予想

2018年10月13日 08時13分58秒 | Weblog
アメリカで頻発するポリコレ騒動。それが正しいかはさておき、日本の基準はもはや通用しない
 「マサチューセッツ大学アマースト校のアメフト部のヘッドコーチであるマーク・ウィップル氏が試合後の会見で「相手チームにレイプされた」とコメントしたことで、女性に対する侮辱的な表現だとして批判が殺到。同氏はすぐに謝罪の声明を発表したが、大学から1週間の謹慎処分とその間を無給とする処分を受けた。」
 「スポーツ界だけでなく、ボストンのラジオ局WEEIではある番組のパーソナリティが中国人のアクセントを真似た喋り方をしたため、不適切だとの批判が噴出した結果、局全体が半日間の放送自粛を行うという事態に陥った。」

 アメリカ人がトランプ氏を大統領に選んだのは、このところ続いている「ポリティカル・コレクトネス」に有権者が飽き飽きしており、その反動で彼のようにズバリとものを言う人物が共感を呼んだという指摘がある。
 それはさておき、アメリカの基準だと、「原作レイプ」などという表現はアウトだし、タモリの「4か国語麻雀」や「7か国語バスガイド」などの名人芸も許されないということになる。
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バッテリー交換

2018年10月12日 08時27分26秒 | Weblog
ISS有人輸送、当面不可能に 緊急着陸のソユーズ、ロが運用停止
 「 AFP】ロシアの宇宙船「ソユーズ(Soyuz)」が、国際宇宙ステーション(ISS)への打ち上げ直後に起きた異常により緊急着陸した問題で、ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)は、問題の原因が究明されるまでの間、ソユーズの打ち上げを見合わせることを決めた。これにより、ISSへの有人輸送は当面の間不可能となる。」
 「現在ISSに滞在するドイツのアレクサンダー・ゲルスト(Alexander Gerst)、米国のセリーナ・オナン・チャンセラー(Serena Aunon-Chancellor)、ロシアのセルゲイ・プロコピエフ(Sergei Prokopyev)の3飛行士はいずれも12月に地球に帰還する予定だが、ESAは3人の滞在期間延長に向けた臨時計画の作成を進めている。」
 「問題となり得ることが一つある。NASAによると、6月にISSにドッキングした帰還用宇宙船のバッテリーの電力は約200日で失われる。これは理論上、3人が来年1月初めまでに帰還しなければいけないことを意味する。」

 翻訳ということもあって読み方がやや難しいが、① ISSの交代要員が当面行けなくなった、② そこで、現在の滞在者の滞在期間を延長する、③ だが、帰還用宇宙船のバッテリーは来年1月ころに切れてしまう、ということのようで、②と③は一見すると矛盾する。
 そこで、新たな疑問が生まれる。
 つまり、ESAは、帰還用宇宙船のバッテリーを交換することを考えているのではないだろうか?
 そうすると、日本の「こうのとり」の出番ということになるのだろうか?
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