気にいらない人

ハンドワーククラブにて。

先週から作っているポーチの縮絨。
模様はあらかじめ大まかにフェルト化させておいたもの（フェルトシート）を切り取って乗せて付ける技法。
かわいい花を付けました。
ベースのナチュラルグレーがいい色。

　　　　　　　

この他には、携帯ケースとペンケース、小さめのバッグ制作中。

この半年ほどでそれまでになかった事が起こるようになりました。
患者さんの悪口を他の患者さんから聞くことです。
その人は私に親切にしようとして言ってくれるのかもしれないけど
だれの悪口でも聞くのはいい気はしません。

敵対する人たちが私の身近にいることを不愉快に思っていました。
なんで仲良く出来ないのかな、と。

みんななかよし！
小さい頃から繰り返し聞いていた言葉。
そうしなくちゃいけない、と言う刷り込み。

でも良く考えてみたら、それって不自然かも。
院長先生の講義で印象的だったのは
「10人の人がいたら、そのうち全員に良く思われるなんてありえませんよ。」
という言葉。それはそうだと思う。
ケースワーカーの人の言葉。
「○○さんは亡くなったんですよ。それがね、誰に聞いてもあの人はええ人やった、って言うんです。
それって不思議だと思いませんか？」
どの人にもいい人と言われるために○○さんはどれほどの努力をしていたのだろう。
どれほど自分本来の姿を恥と思い隠していたのだろう。

仲良くない人がいて、気に入らない人がいて当たり前。
そんな人たちともけんかもしながら何とか過ごしていくのが共同体ってものかも。
そう思えば、これは自然で健康な姿なんだな、と最近思えるようになってきました。
「イヤ！」と思う気持ちも「スキ！」と思う気持ちくらい大事なものなのかも知れない。

まあ、だからって言って
「あ～、誰かさんが入ってきたら、部屋が嫌な感じがするわぁ！」
とか、あからさまに言うのはどうかと思うけどね。
イヤと思う気持ちは大切でも、それを相手にどうぶつけるかはその人の責任。
（でもね、もうここまで来ると、「子供か！」って。笑えるんです。）