春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ♪
電車の始発から終点まで2回乗って、ジョリー・ジョンソン氏の個展
「春の散歩」へと向かう。
長い電車の旅も、携帯に入れた好きな音楽を聴きながら編み物をしていると
すぐ過ぎる。周りの人に迷惑にならないように、輪針で編む。
車窓に広がる突然の海。その碧さが胸を打つ。
波頭が立った春の海はとても力強く美しい。来て良かった!と、もう思う。
駅について降りたら目の前に広がるみさき公園。
大人の女が一人で来るってミスってる。
ここはきっと家族やカップルで来る所。
遊園地や動物園、水族館がある気持ちのいい公園。
明るい光の中、公園の中を一人でグイグイと歩く。
本物の「春の散歩」だ。
そしたら海に出た。
潮の香りがする。
海沿いに少し歩いてくるっと曲がったら、目的の「猫亀屋」に着いた。
素敵なお家の一角をギャラリーにしている。
ジョリー先生と話をしながら、彼女の作品を久しぶりにじっくりと観る。
着物の小物のシリーズや、蓄光素材を使った作品、光を反射する糸を使った作品など、興味深い物がたくさん。
「昔は黒い作品をたくさん作っていたけれど、この頃はナチュラルな物を作りたいと思うようになってきました。」
フェルトのフェルトたる作品。羊の羊たる作品。
小さな作品を二つ手に入れた。
ネックレスと小さな敷物。
この敷物は動物(羊毛)、植物(葉っぱ)、と鉱物(土)で構成されていて
一つのまとまった世界を現しているそうだ。
何回も何回もこの作品群を観ていて、話を聞いて初めて知った。
帰りも歩く。ちゃんと見つけましたよ!「赤いスウィートピー(豆の花)」。
夕方の海。雲と光の織り成す世界。思わず立ち止まる。
帰りの電車で「大阪のおっちゃん」と話をした。
「あの~なにや。ほれ、ユーエフジェーやったかな…。」
「あー、それUSJですね。(UFJって、それ銀行やがな)」
「そうそう、ユニバースなんとか。」
「はい、ユニバーサルスタジオね。」
などと、もうベタな漫才みたいな会話が続く。
もうなんだか、自分で面白い。肩を震わせながら話す。
私、このおっちゃんと漫才コンビ組めるかも。
昔住んでいた所や奥さんの出身地が私と一緒だったりして意気投合。
おっちゃんは奥さんの一周忌の準備でみさき公園に行っていたらしい。
「ほんまに、人っていうのは誰かのために生きるってのが大事なんやわ。
奥さんの介護、たいへんやねって人は言っとったけどたいへんなことなんてあれへん。
生きとってくれたほうがどんだけ幸せかしれん。
子ども達も独立して一人になってしもうて。もうなんで生きてるんか、わけわからんようになってしもた。」
最後にこんなしんみりとした話も。
お元気で!お気をつけて!天下茶屋で別れる。
そんなわけで、帰りは随分早く着きました。
長ーい春の散歩終わり。
電車の始発から終点まで2回乗って、ジョリー・ジョンソン氏の個展
「春の散歩」へと向かう。
長い電車の旅も、携帯に入れた好きな音楽を聴きながら編み物をしていると
すぐ過ぎる。周りの人に迷惑にならないように、輪針で編む。
車窓に広がる突然の海。その碧さが胸を打つ。
波頭が立った春の海はとても力強く美しい。来て良かった!と、もう思う。
駅について降りたら目の前に広がるみさき公園。
大人の女が一人で来るってミスってる。
ここはきっと家族やカップルで来る所。
遊園地や動物園、水族館がある気持ちのいい公園。
明るい光の中、公園の中を一人でグイグイと歩く。
本物の「春の散歩」だ。
そしたら海に出た。
潮の香りがする。
海沿いに少し歩いてくるっと曲がったら、目的の「猫亀屋」に着いた。
素敵なお家の一角をギャラリーにしている。
ジョリー先生と話をしながら、彼女の作品を久しぶりにじっくりと観る。
着物の小物のシリーズや、蓄光素材を使った作品、光を反射する糸を使った作品など、興味深い物がたくさん。
「昔は黒い作品をたくさん作っていたけれど、この頃はナチュラルな物を作りたいと思うようになってきました。」
フェルトのフェルトたる作品。羊の羊たる作品。
小さな作品を二つ手に入れた。
ネックレスと小さな敷物。
この敷物は動物(羊毛)、植物(葉っぱ)、と鉱物(土)で構成されていて
一つのまとまった世界を現しているそうだ。
何回も何回もこの作品群を観ていて、話を聞いて初めて知った。
帰りも歩く。ちゃんと見つけましたよ!「赤いスウィートピー(豆の花)」。
夕方の海。雲と光の織り成す世界。思わず立ち止まる。
帰りの電車で「大阪のおっちゃん」と話をした。
「あの~なにや。ほれ、ユーエフジェーやったかな…。」
「あー、それUSJですね。(UFJって、それ銀行やがな)」
「そうそう、ユニバースなんとか。」
「はい、ユニバーサルスタジオね。」
などと、もうベタな漫才みたいな会話が続く。
もうなんだか、自分で面白い。肩を震わせながら話す。
私、このおっちゃんと漫才コンビ組めるかも。
昔住んでいた所や奥さんの出身地が私と一緒だったりして意気投合。
おっちゃんは奥さんの一周忌の準備でみさき公園に行っていたらしい。
「ほんまに、人っていうのは誰かのために生きるってのが大事なんやわ。
奥さんの介護、たいへんやねって人は言っとったけどたいへんなことなんてあれへん。
生きとってくれたほうがどんだけ幸せかしれん。
子ども達も独立して一人になってしもうて。もうなんで生きてるんか、わけわからんようになってしもた。」
最後にこんなしんみりとした話も。
お元気で!お気をつけて!天下茶屋で別れる。
そんなわけで、帰りは随分早く着きました。
長ーい春の散歩終わり。