季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

数の天才

2011-01-25 10:27:23 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。
今日は早めに準備していたのでお茶を飲めた。
紅茶に干した生姜を入れたもの。

体が温まるよ!と言った通り、フェルトなど作業をしていることも相まってみんながホカホカに。
「暑い暑い!」と言って窓を開けたりした。

こんなに温まるものだとは…。自分でも思ってたけどほんとすごいです。
毎朝2杯飲んでるけどそうしたら少し汗をかくぐらいですから。

ハンドワーククラブの部屋は二つともお日様が入って冬でも暖かい。
それもある。
昨日も来た人が言う。「こんな部屋うちにも欲しいわ。」って。
お日様に当たる事そのものも心にも体にもいいです。

好きな色の羊毛を取って好きなように考えて並べる。それだけできれい!

       


フェルトもだけど、相変わらずビーズを繋げに来る人が続いている。
一本の紐に通すだけだけど、ブレスレット、ネックレス、指輪まで作る。

これを見ているといろんな効果があるのが分かる。
その人の持っているいろんないいところが生きてくるのも。

色や個数を変化させて組み合わせるんだけどなかなか頭を使う。大きさやバランスや考えながら。そしてぐるっと一周して模様が繋がるようにするのは結構頭脳プレー。
それがうまい人がいるのだ。驚くほど。

「頭良いなあ~。」と感心すると「学校では数学が得意だったです。」と。
有名私立大学にも行けるくらいだったらしい。それでも進学をしなかった。
お母さんの病気がひどすぎてそれどころじゃなかったそうだ。それで世話や苦労をたくさんして、今は自分も問題を抱えて通院している。

親の不健康な生き方の影響を受けてつらい生き癖がついている人たちのことを「アダルトチルドレン」と言う。アルコール依存症者の子ども達に多く見受けられた事から分かった事例だ。
そんな中で生き残って、生き延びている人たちの事をサバイバーと言う。
The boy who lived (生き残った少年)とはハリーポッター1巻の第一章の題だが、彼は生まれてすぐに悪の帝王からの攻撃で両親を亡くしただけではなく、その後伯母の家で従兄弟との壮絶な差別の中で生きている二つの点で「生き残った」と言えると思う。
詳しくは書き始めるときりがないし、専門家でもないので、興味がある方はインターネットやたくさん本が出ているので見てください。

ここに来ている彼らはその負の生き癖の世代間連鎖を断ち切るべく奮闘している。
自分が見てきて体に染み付いた癖を変えるのは至難の技だ。専門家や仲間が大切だし時間もエネルギーもかかる。それでも自分の命を守るために、子ども達を幸せにするために。
世の中を良くする事ってこういう事からも始まると思う。一人ひとり一家族ずつ。
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