「時代が時代で場所が場所だったらうちのママは魔女に違いない」と息子が小さな頃言っていた。
ずっとそばに居て観ていてそう思うんだからそうだろう。
元々魔女とは自然の摂理に詳しく、薬草や鉱石の知識に富んでいて、その知恵や経験を人々の暮らしが豊かで安心なものになるために生かせる人の事だと思う。
そう思えば現代の魔女かもしれない。
たぶん今までの人生でその役割を果たすために無駄な事がなかったとも思える。
化学を専攻したのも。
えなみのうじょうをしている友達が作ったカレンデュラで軟膏を作るようになったのもそう言う由縁かも。
花の力をオイルに移して人に働きかける形に変える。
レシピと自分の知識と経験と感覚で作り上げる。
前に作った時もたくさんの人が気に入って、「次はまだ?」とよく聞かれるように。評判が良い。
向いてるんだなあと思う。
この前、オイルに漬け込んだ花に追加で材料を足して、再び温めて濾す。
それを瓶に入れてラベルを貼って出来上がり。
欲しいという人の所に一つ一つ渡って行っています。
その人たちの役に立ちますように。
まだこれから花がもっと咲くらしいから、次の材料も用意しておかないと。
このケースは大きさが3センチとちょっとあるから、普通の郵便では送れないので不便だから、もっと便利な容器を考えよう。
私に与えられたもう一つの大切な仕事。
良いものを作って行こう。