季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

玉ねぎ染めの季節

2021-06-29 20:13:00 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。
月に5回目のハンドワークはイベントになっています。
6月は草木染め。
木綿のハンカチを玉ねぎの皮で絞り染めにします。




玉ねぎの皮は2年間くらい貯めたもの。キッチンにゴミ受けのネットを吊るしておいて、そこに出たときに入れておくだけで貯まります。カビも生えないで良い具合に乾燥する。

綿か麻の生地はあらかじめミョウバンの液に漬けて干してあります。
今回はミョウバンの媒染のみ。
明るい黄色になります。

絞るのは輪ゴムを使ったやり方だけ。
線にしたり輪にしたりして模様を作る。

みんな思い思いに輪ゴムを縛っていきます。
それを鍋に入れてあとは待つだけ。

20分ほど煮たら洗って輪ゴムを解くと出来上がり。
この色は長年持ちます。

玉ねぎ染めの良いところは、環境にも体にも優しいものだけで染められること。
綿を簡単に濃く染められる天然の染料は他には藍くらい。
藍染め(インディゴ染め)はアルカリ性の薬品を使うので、誰にでも安全に出来るものではないので
ハンドワークではなかなか取り掛かれません。

スタッフの人たちもたくさん来ました。
玉ねぎの皮を貯めてうちでやってみようと言う人も。

染め物は何度やっても本当に良いなあと思う。
色が鮮やかに付いて、輪ゴムを解いたら模様が現れる瞬間にみんなの顔がパッと明るくなる。
それぞれに素晴らしい模様が出て、人のを観るのも楽しい。

晒しの布を切ったものも用意して、後日ハンドワーククラブでマスクに仕立てられると言うと
それがまた人気ですぐに布が無くなった。
こんなことならもっと用意しておけば良かった。

夏には染めが合ってると思う。色と模様の世界を満喫するには良い季節。
また染めましょう!

何より、染めをする時に使うハンカチは随分前に譲ってもらったもの。
大量にあってまだ使えます。どれだけの人がどれだけこれで楽しい時間を過ごせたかわからない。
頂いた方に感謝の念が絶えない。
お元気でいらっしゃいますように。

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