季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

私たちの色いろいろ

2012-06-11 21:14:51 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

今日も朝から続いて集まるいつもの仲間たち。
久しぶりの仲間も。

「小銭入れが欲しいねん。」はい、作りましょう。
彼は古いジーパンを縫っていろいろ作って来ている。もう布も少し残すのみ。
いろいろ形や深さや蓋のしくみなどあれこれ考えて、寸法や金具など割り出した。
この作業が私はいつも意味深いし面白いと思っているのです。
自分の夢や希望を出来るだけ詳しく現実に落とし込んで行く。どうやって使うか、どんなふうに持ち運ぶか何をどれくらい入れるか。使いやすさはどうか、部品は何を使うか、そしてそれを作ることが可能かどうか。たくさんの条件を引っ張り出してもやもやした状態からスッキリとした姿にイメージして行く。
実際に生活して人生を豊かにしていく力を付けるすばらしい訓練になってるといつも思います。

生地を切って縫って行くんだけど、この金具は買ったのはいいけど使うのは初めて。それでちょっとやり直したりうまく行かなかったりして解くことも辞さず、とうとう出来ました。(そう、一日で出来た。)
前にあるのが使った金具です。両脇を押すとパッと開く口。使いやすそう。
もう使い方を覚えたのでこれから使えます。どんなものが出来るのか楽しみ。

       

今日も草木染をする。昨日採ってきたヨモギ。二度染めしたいと言うリクエストがあったので。
昨日採りに行った。集合住宅の敷地内にいっぱい生えているので採りに行ったんだけど、もう時期が過ぎかけているのか良いのがなかなか見つからなかった。結構虫が喰っている。
同じヨモギでも場所によって勢いや虫の着き方など違うのが興味深かった。土の影響か?

       

今日は後媒染にして、木酢鉄の媒染もやってみた。ミョウバンのとは分けて。
ミョウバンのも煮て、媒染をかけて、煮てを何回か繰り返して色が相当濃くなった。右の椅子の上のが先週のです。でも「これが好き!」と言う人もいる。

       

いつも残念なのは写真で色が再現されにくい。これが木酢鉄で媒染したもの。同じヨモギでも違う色に。
ね、鉄だと重い色になるでしょ!
これがとっても好きと言う人も結構いた。

       

これも絹のスカーフ生地を寄付して下さった方がいらっしゃるのでみんなで出来る事。買うとなるとこんなにたくさんは自由に染められない。みんな、頂いた方にとっても感謝しています。

来週は玉ねぎの皮で染めようと言う話に。
草木染ってあまりすることがなくて、待っている時間や様子を見る時間ばかりだけどとっても好評です。
みんなの空間に火があってそれが活きている事、それで植物の力を布に移す作業がとても興味深そう。それにヨモギの良い匂いが部屋中に立ち込めてみんなもほっこりと良い気分になる。


一人でソファで黙々と作品に刺繍をしている彼。その刺繍がなんともすばらしい。とっても美しいです。アートであり民芸品みたい。これはドアノブカバー。
すごいのはこれを裏から見たらほとんど糸が見えないところです。どうやって縫ってるんだろう?って私が聞きたいくらい。糸を無駄なく美しく刺しています。色の使い方もいつもきれい。才能あると思う。

       

編み物班も活躍中。細編みジャケット、もうすぐ出来そうです。ちょっと進めては着てみたりするけどすごく分厚いから「暑いわ!」っていつも言ってる。でも測って誂えて作っているので着心地は良さそう。
始めに先週の間違えた所をほどく作業をしていて、それがいつにもまして困難だった。それでもあきらめないで黙々と取り組んでいる彼。それを見て
「私やったらすぐにキーッとなってるところや。すごい忍耐力あるよなあ。○○さん、なんでアルコール依存症になったんやろー?」って言ったら。みんなが「これやからなるんやんか、やりだしたらやめられへんねん。この忍耐力で酒飲んだからなってん。」って言う。「じゃあ始めから編み物知ってたらアル中なれへんかったんちゃう?!」と言う。

彼らの同じことをやり始めたら止まらない力って方向を変える事ですごく輝く。
オートメーション化とかしないでこの得意技を生かして暮らしてたらきっとアル中にならないと思う。
これからもうちらは生かすよ~!輝くよ~!       
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