季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

フェルデンクライスメソッド

2012-06-10 21:55:57 | 心と体 Mind&Body
何回か書いているフェルデンクライスに行って来た。
いつも説明し辛いと言っているけど、この頃自分の中で消化出来て来たみたいな気がする。

実際にしていることは

床に保温効果のある敷物が一人ずつ敷いてあってそれに寝転がってするのが主。たまに座ることも、やったことないけど立つこともあるらしい。

先生は座っていて動作を言葉で説明する。生徒はそれを言われたままに自分でやってみる。
その言葉は例えば「足の長さを感じてみましょう。今日は右足と左足とどちらが長いですか?」とか
「ふくらはぎはどこから床に着いていてどこから離れていますか?膝の裏はどれくらい床から離れていますか?」とか。これを自分で感じて行く。言葉で答えたりしないで、黙ったまま。
それを1時間が一クラス。

今日は足を組んでそれを片側に倒すと言う動作を中心にやった。他の動作も交えて。
その時も足はたくさん倒したらいいんじゃなくて動かした時に骨盤はどう動くか、背骨にどんな影響があるか、首や頭はどう動くか、などいろいろ自分の体に意識を届かせる。そうやってどんな動きが容易でやさしいのか探って行く。

今日面白かったのは、初めスキャンニングと言って体を端から端までチェックした時は自分の体が左右不均等で縮こまっている印象だったのに、結構初めてすぐにそれがすーっと伸びたような状態になったこと。自分が笹の葉になったような気がした。葉脈がすーーっと通って薄く伸びている感じ。それは気持ち良い。

この頃思うのはフェルデンクライスと言うのは筋肉や体の鍛錬や訓練ではなくて、脳と体のつながりの整理や見直しじゃないかと言う事。
もともと人間も動物として自分に適切な姿勢や体の使い方があるんだろうけど、文明の中で偏った姿勢と動きを繰り返しているうちにそれを忘れて不自然な動きが定着していてそのためにいろいろな不具合が出てきているような気がする。
フェルデンではそれをゆっくりと自分で見直して戸棚の奥の方にしまわれている自然の動きを引き出してくるような気がする。その戸棚は先生の中にあるんじゃなくて自分の体の中にある。
だから終わった時は始めの時とは体の様子が全然違う。いつもびっくりするくらい。
そしてその効果はその時だけじゃなくてきっと長い間続くしまた変化もしていく。

今フェルデンに関して私が到達した考えは以上です。
ここ数か月先生の都合でフェルデンのクラスがなくて寂しかったけど、自分で生活の中でも自分の体を意識して動くことで自分フェルデンも少しは出来るんじゃないかと思っています。
自分の体を感じる、意識する。これって現代人にはとっても大切な事だと思います。
これからも続けて行こうと思う。
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