季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

怒ることも愛

2012-10-22 21:11:49 | ハンドワーククラブ HandworkClub
今日も朝からやる気で来る人たち。長い間集中して出来上がった。断酒会の知り合いの断酒7周年のお祝いに上げると言うがま口。輝かしい7の数字をビーズとスパンコールで一つずつ刺して行く。何日もかかっていたのが出来ました。良かった。きれい!
これを持ってまた断酒を続けて行くのだろうな。ポケットやカバンを見たり買い物をするたびに断酒の事を胸に思い起こされていいと思います。
前に聞いたし映画でも見たことがあるけど、アメリカのA.A(アルコールアノニマス、断酒することを目的にした集まり)では断酒を誓うとA.Aのコインを貰うらしい。それをポケットや財布に入れて置いてお酒が飲みたくなったらみんなの事や断酒について思いを巡らせられるように。
このがま口もその人のそばでそうやって断酒継続を見守ってくれるのだと思う。


       

細編みのジャケットと色を揃えてハンチングを作りたいと頑張っていた彼。出来ました。
少しふわっとしたシルエットです。ええわー!また一段オシャレ度が上がった。
担当のケースワーカーの人も見に来る。彼女が言うには彼はこの頃特に気質が変わったらしい。元々あったけど良い面が出せるようになってきたって。いいねえ。

       

他の人たちも精力的にいろいろ作り続ける。

そんな中、またもや困ったチャンが…。難癖をつけ、騒ぎ出した。う~。
短く、でもするどく怒る。そして彼女が「怖い怖い!」と言う。
彼女は年齢は大人だけどやってる事は小さな子供と似ている。怒ったことで少し目が覚めたらしく自分に意識が戻って来たらしい。その前は自分が何をしてるか何が起こってるか何がしたいのかわからなかったんだって。ちゃんと怒って良かった。
彼女はいろいろな所でいろいろな面倒を起こしていろんな人たちに引かれているけど、それが調子の悪さから来ることや、ワザとではない事や、目が覚めると自分に戻ることをみんな知らないと思った。
目が覚めてから彼女は「今日はそう言えば朝から調子悪かったんやった。」って言ってました。
怒られて気が付いたって、それまではむしゃくしゃしててどうしていいかわからなかったって。
今まで彼女の事をちゃんと怒る人があまりいなかったかもしれない。

私は理不尽な状況を我慢することが出来ないので、腹が立ったら怒る。相手が怒る価値もないと思ったらサッと身を引く。私は時々「よくこの人に面と向かって怒ったね!」って感心されるくらい遠慮がない。

若いころ働いているときは怒るのが難しかった。教室で生徒が騒いでいても怒りきれなかった。
怖くなかったと思う。

やっぱり子ども二人育ててじっくりと子育てに取り組んだので怒る力が着いたと思う。
怒るほうは生半可では相手に届かない。しっかりとした基盤を持って毅然とした態度で伝えないとわからない。いつもやさしい私が怒る事そのものがとてもびっくりすることだろうから、その差が大きかったらより効き目があるだろう。きっと家でもそうだ。
怒るには自分の真ん中にしっかりとした信念がないと怒れない。それがあったら大声出さなくてもしっかり相手を観るだけで相手は怒ってるとわかる。それが自分勝手な感情のはけ口だけなのかちゃんと相手を思って言ってるのか、聴いてる方はわかる。
怒ることは愛だとも思う。なんでも許すことは愛じゃないと思う。

こうやってこれからもちょいちょい怒るよ!大事なハンドワーククラブのためには私は。
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