季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ソーティング

2010-04-29 22:12:37 | ウールクラフト WoolCraft
この前マキノピックランドで毛刈りをした時に分けてもらった立派なフリース。
羊一頭分まるまる。

気になってたんだけど雨ばかりで取り掛かれなかった
今日は良い天気。広げてソーティングしましょう。
羊のことはこの本に詳しく載っています。
どの本屋でもあるわけではないらしく、Amazonで出ていませんでした。
もうすぐ新しいバージョンが出るそうです。

はじめての糸紡ぎ

刈り取ってすぐにとっても使えないところを分けたのがスカーティング。
これからするのはソーティングです。
ハリーポッターの話の中にもソーティングと言う言葉が出てきます。日本語では「組み分け」。新入生がどの寮に入るのがふさわしいか振り分ける作業の事です。
勇者ならグリフィンドール、狡猾なスリザリン、利発なラーベンクロー、優しいハッフルパフ。
さあ、まずブルーシートを敷いてフリースを広げます。
手前の方がお尻、向こう側が首です。
お尻の方は泥が結構付いている、毛質は太くちょっと固めそして長め。
こうやって広げて見るのが好き。マグロ一匹目の前にしてどうやって料理して食べようか考えてる感じ。

       

まずカチカチに泥の付いているお尻の所を選ぶ、3dと名づける。
それから汚れもなくて繊維もきれいで状態のいいところを選ぶ。胸やわき腹の良い所、これは1st。
ウットリとするほど美しい。

       

その間を2ndとしてその中でも少し選り分ける。
毛質は良いけど短くて紡ぎに使いにくそうなところはフェルトに使おう。

       

あの日いろんな羊を毛刈りしたけど、一頭一頭毛質が少し違ってほぼメリノな細くて長くねっとりとした毛のものやワサワサしているコリデールまんまなのやいろいろ。
これはコリデールらしい。手紡ぎには向いていると思う。
これで良かった。超メリノなのはちょっとこわい。

選り分けた。

       

そして、泥汚れのひどい所をまずぬるま湯に漬けて洗った。
もうこれが早くしたくてたまらなかったんだ。
泥が長い間付いていたら、毛が黄色くなったりして悪くなるんじゃないかと思って。
お尻の毛もゴワゴワしてこれはこれでいいので。

そして今度はモノゲンを入れた湯に漬けて置く。
本には(羊毛の重量の)3~10%とあったけど、汚れ具合や脂の量や使う目的によって変わると思う。

       


上にビニール袋をフワッとクシャッと乗せておく。
表面が乾かないようにと熱が持つように。おまじないみたいだけど。

       

続きは晩御飯の後にしてもよかったけど、まあ明日かな。一人でゆっくり楽しもう。
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