季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

全力で遊ぶ仕事

2015-08-18 23:44:50 | 工房working place
工房にて。
今日も夏休みバージョンで甥っ子が参加。
先週の物作りが楽しくて、ずっと火曜日を楽しみにいろいろ考えてたと妹。
たくさんの絵を描いて来た。どれを作るか選ぶ。

始めにこれが良いと言ったのが簡単に作れるからだと言う。それで私は「どれを一番作りたいの?」って何回も聞いた。それが一番大事だと思うから。
そしたら良く描いている一番好きなのを指さす。それで一緒にそれを作ろうと言う。
私も作る手順を頭でシュミレーション出来たので大丈夫だと思ったし。
それで彼の絵を元に型紙を作って色や素材を選んで作り始める。
この前に引き続き、私も持てるものを全部使っての真剣勝負。

一緒に形を決めたり羊毛を置いたり擦ったり。私はあくまで彼の補佐。彼の思うものが形になるように助ける役目。
ときには遊びながら楽しくでも真剣に進める。
結局時間内には完成しなくて、途中になったけど、上半分は出来た。

       

なんでもつちのこのお化けらしい。足のように見えるところもこれから顔になって、それがヘビの顔。
これを見ると、一見醜く見えるような作りなのに、なんとも愛嬌があって可愛く出来るのが不思議だなあと思う。
急いで時間内に作ってしまわないであとちょっとで次の日に延期するのは私のよくやるテクニック。しっかりと丁寧に仕上げるために。
少し時間を取って客観的にどう進めるか考えて最善を尽くそう。

その間に妹はまた可愛いクラゲの作成。だんだん色の使い方がわかって来て楽しい色になる。これは可愛いなあ。

       

もう一人の助っ人はこれから取り組むピアノのペダルカバーの作成のためにペダルそのものの型を作ってくれている。
ほんとうは廃棄にするようなピアノのペダルが手に入ったら一番良いんだけど。どうしていいかわからなくて。それで試行錯誤。
私が友達のうちで「おゆまるくん」で採った方に紙粘土を入れて作った物はもろくてどうもフェルトの型には適さない。もっと丈夫で硬いものにしないと。
それでいろいろ考えていたんだけど、結局彼が木を切って作り始めた。それがそこにあったのを使ったらすごく硬い木で(多分樫木か何か)細工しにくい。それでもあきらめずにすこしずつ丁寧に仕事を進めている。
続きはまた今度。

       

みんないつもと違う作業を夢中で全力でやった今日。こんな実にならない事ばかりしたのも初めてだなあと。
それが実は大きな成果につながってるのかもと思いながら。
この場所と時間とこの人たちの偶然の出会いに感謝しながら、そこから生まれるものを愛でる。

夕方にはもう秋の虫が鳴くのが聴こえる。この前までセミだったのに。
季節の移り変わりに合わせて気持ちも本格的に羊毛へと動いて行きます。

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