城之崎に行く前に「玄武洞」という所に寄りました。
富士山にあるように中に入って探検できる洞窟を想像していたら違いました。
階段を登ったらいきなり広がる、息をのむ光景。
巨大な岩壁がダイナミックに装飾されています。
でもそれが自然のものなのでした。
このうねるような波は溶岩が冷える時の対流の働きによって出来た棒状の岩で構成されています。
そのどれもが断面は六角形。
その一部が道の敷石にされていました。
それが私には亀の甲羅に見えたのでした。そこでピンと来た。
だから玄武洞って言うんだ。
中国の風水の言い伝えで四方を守るのは玄武(亀)、白虎、朱雀、青龍。
きっとそこから。
岩壁は4つあってそれぞれにその4つの聖獣の名前が記されていました。
やっぱりそうだ。
洞窟には入れなくて、外からの景色を見るもの。
洞窟探検好きの私にはちょっと残念。
その後、前にある博物館で資料のビデオを観たら、やはりこの形から名前は来ていてだからこの種類の火成岩を玄武岩と呼ぶ、と言っていました。
なんだか感動しました。
ずっと前から知っていた名前。
その名前の訳がわかって、そのルーツに触れたと言う。
その博物館にはかなりすばらしい鉱石の標本が数多く展示されていて、石好きの私にはとても興味深い所でした。
城之崎にはその他に「城之崎マリンワールド」という水族館があります。
これがまた水族館をこえる感じるテーマパーク。
魚が展示されているだけではなくて、その提示の仕方も説明の仕方も一風変わっていました。
1000キロもあるセイウチが目の前の水槽で、お兄さんの説明に合わせて芸をします。
それがなんとも面白く分かりやすく楽しい。
イルカショーはイルカだけじゃなくてお兄さんも一緒にプールに入ってジャンプしたり浮かんだり。
ピエロも出てきてのたのしいやり取り。
プロデュースはTDLと同じ?と思えるような大掛かりな映像探検ショーがあったり。
実際に海岸がコースの一部になっていたり
タイドプールではウニを手に乗せたりヒトデを観察したり。
私たちの一番のお気に入りはアジバー。
そばの生簀で釣ったアジをその場でさばいて天ぷらにしてくれる。
今まで生きていたアジが目の前で鮮やかに調理されて
それがまた柔らかくジューシーで美味しい!
水族館のスタッフの方々の心意気を感じました。
楽しかった。
また行ってみたい所です。