季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

紅玉が来た!

2008-10-17 20:22:29 | 食べ物 Eat
待ちに待った紅玉が来たのでアップルシュトゥルーデルを作る。
赤くて艶があって美しいりんごだ。
冷凍のパイシートをしばらく置いてとかす。

       

本当はアップルシュトゥルーデルの皮ってのがオーストリアでは売っていてる。
すごく薄い春巻きの皮みたいなの。
「新聞の字が透けて読めるくらい薄くないと!」らしい。
これで具をクルクルと巻いて包んで料理するのだ。
たぶんこれはトルコから来た。トルコにもそういう料理があるので。
ウィーンとトルコは関係が深い。日本にはその皮は売っていないので冷凍のパイシートを使う。ちょっとバター分が多いと思うけど仕方がない。
伸し台いっぱいいっぱいに伸ばして行く。根気強く丁寧に。

       

これを布巾の上に移してその上に具をのせていく。
まず溶かしバターを表面に塗って、
のせるのは、まずこの前作ったクラム、りんごの薄切り、レーズン、シナモン、レモン汁。
このケーキは砂糖が殆ど入っていない。クラムの砂糖とレーズンの甘みだけ。

       

縁を折って布巾で巻き寿司のようにクルクルと巻く。
表面にバターを塗って、天板に載せて焼く。170度で30分くらい。

       

焼いてすぐより、少し置いて落ち着いた方が美味しいと思う。
簡単には粉糖を茶漉しでかける。甘みを補う。

       

これは毎日でも食べられる。あー、秋だなあ。美味しいなあ。
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太陽の光

2008-10-16 08:53:12 | 手仕事 Handicraft
やまんばさんに何か御礼をしたいなあ、と思い
せっかく身に付けた技を使ってアクセサリーを作ることにした。
エジプトから来た、太陽神ラーの使い「スカラベ」を中央に
貴石を組み合わせながら大きさを整えて。

       

全体にブルーの色調だけど、私の中ではこのイメージは金色、太陽の光。
温かい明るい光をいつも周りに届けてくださるやまんばさんに似合うかな、と思って。
頂いた泡玉を使ってペンダントも。

宅急便で送るとすぐにお礼のメールを下さった。
サイズもピッタリらしい。
とっても喜んでくださってよかった。
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ちいさな輝く世界

2008-10-15 22:48:25 | 手仕事 Handicraft
今日もアクセサリー作り。
この頃は暇があったらビーズ。
分類したり選り分けたり並べたりするのに夢中。
なんだか子どもの時の感覚が蘇る。

小さい子どもの頃、家が金具の工場(「こうじょう」じゃなくて「こうば」と読む)をしていて、こういう小さいものたちに囲まれて触れて育った。
あの時は「クズより」と言ってたくさんの中からつぶれているのをより分ける仕事などがめんどくさかったけど、今こうやってやってみると手がすごい速さで動くのが面白い。
いろんな種類のビーズが混ざっている集団がみるみる分類され、収納されて行く。

小学生の時にビーズが流行って、そのときに初めてビーズを触った。
あの時は細いニクロム線みたいなのにビーズを通して蜂やワニを作った。

大人になってまた世間に大人のビーズブームがやってきても、私は苦手でなかなか出来なかった。
テグスで網目のように複雑な立体を作るのがどうもつらい楽しくない。
こうやって一本のワイヤーや紐に通すんだったら大丈夫。なんか自分の立ち居地を見つけた。
たぶん決められた通りにしないと出来ないのが苦手で、自分の出来る範囲で自由に創作するのが楽しいんだと思う。
ポンと泳ぐための水を用意してくださった方がいたのも大きい。



夕方、友人が来た。
ムーンストーンのピアスが欲しいと前から言っていたので作ることにする。

ついでに、手首にしていた水晶のブレスレットがゆるかったので
サイズの調整を兼ねて他の石も入れようということになった。

彼女に似合いそうな色と質感の物を選ぶ。
またいろいろ話をしながら。

ずいぶん作業にも慣れて、結構さらりと出来上がった。
彼女も気に入って喜んでくれた。
ブレスレットは石をあしらってワイヤーに通して金具を着けただけで
前とはずいぶんと変わった感じになった。

       

小さなもの達を組み合わせる事で、
そこにリズムやハーモニーが生まれて、まとまった一つの世界が出来上がる。
それが持ち主の波長と響きあう事で、また輝きが増す。
これは楽しいな。
私の新しい遊びだ。
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石の世界、世界の石

2008-10-13 20:56:54 | 手仕事 Handicraft
恒例の「石ふしぎ大発見展」に行った。20周年記念らしい。
殆ど初めの方から行っているので、「そんなに経ったのか!」と、感慨深い。
勤めているときに、私の石好きを見て「こんな展示即売会があるよ!」と地学の先生が教えてくれたのが始まり。
その時は会場も小さくて店も少なかった。
原石を見れるのが楽しくてずっと座り込んでいろんな石を見ていたのを思い出す。

このおよそ20年の間に、興味のある鉱物はずいぶんと揃ってきて
今感心のあるのはアクセサリーを作るための石。
とにかく会場は広く店も大変な多さ、180店ほどもある。
だからこの頃は欲しい物を行く前に決めておいて、それ以外は見ないことにしている。そうしないと時間とエネルギーがやたらかかるから。

今回の一番の目的はトルマリン。
何と言っても石の中で一番好きだ。
会場中をチェックして品質と値段で一番いいと思うものを手に入れた。

いつも店で一つ一つちまちまと買っていたのにくらべると、信じられないくらいたくさんの粒が付いている。
値段も手ごろだったのですごくうれしい。
これだけあったらずいぶんとピアスやブレスレットが作れそう。
帰って早速色別に仕分けする。

          

会場の片隅でいつものように催し物をやっている。
今日は雲母の栞作りだ。
やってみよう。

これはプラスチックのように見えるけど、石です。
一枚が1ナノメートルという薄い層がたくさん重なった物。

石なのに鋏で切れる。もちろん鋏はそのあと使い物にはならないそうだけど。

       

これを端っこから薄くはがして行って、間に花やセロファンの飾り、金箔(本物!)を挟む。

       

瞬間接着剤で二つの層を接着して出来上がり。
石って瞬間接着剤で付くんだ!

       

銀のアクセサリーパーツや水晶のビーズなど欲しかった物を買うと
お金はすぐになくなった。
ずっと見てて初めはいいんだけど、一つ買いだすと勢いが付くので早い。

それでも目標達成。

三葉虫クラブの方を通して「かえる仲間」にもお会いできた。
初めて会ったのに話が弾んで楽しい。
不思議なものだ、同士って。

美術館や平安神宮にも行こうかと思っていたけれど
結局石の魅力に惹かれてずっとそこにいた。

ちゃんと見ようと思ったら何日か行かないとね。
それはまた今度。

いつも会場でしている「鉱物鑑定」の試験を来年から受けようかと本気で思っています。
面白いと思う。何に役立つのかは分からないけど。
これだけの石好きだから。

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あけびを初めて食べた。

2008-10-11 10:32:50 | 食べ物 Eat
近所の産直ショップで見かけたあけび。
子どもの頃から食べたいと思っていたもの。
購入し、食べてみる。

       

甘い。中の種が多いし大きい。
種を噛んで食べたらなんと、苦い!

初めて食べたので間違ったのかも。
種は食べないで出すのでしょうか?

ただならぬ刺激と苦さだったんです。
この実がたまたま苦いのか?

食べた事ある人。教えてください。
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ペールピンク&ブルー ネックレスとブレスレット

2008-10-10 21:08:00 | 手仕事 Handicraft
家に遊びに来た友人にアクセサリーを作る。
紫やピンクが好きな彼女。
たくさんのビーズの入った箱の中から似合いそうなものを選び出して
そしてつなげて行く。

彼女と話をしながら作っていく。
長さも調整しながら仕上げる。

           

出来上がった作品を二人で見る。
私は自分で作ったものをまじまじと繰り返し見るのが好きだ。
自分の手の仕事と考えが形になって、美しいと思える姿で目の前にあるのがとてもうれしい。

彼女もとっても気に入って、その場で付けて一緒に子ども達の文化祭に行った。
売っているのだってこんなに素敵だと思うのはないらしい。
そりゃ長年の付き合い。彼女の事をよく知っていてそれで合うように作っているんだもの。

宝の箱から宝が生まれる。
この宝の山は預かったもの
独り占めしないで世の中に生きる形で還元して行こうと思う。
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金木犀の花酒

2008-10-09 21:41:01 | 食べ物 Eat
あたり一面、いい香り。
私の大好きな季節。
金木犀だ。
香りも、木の姿も、色も、花のかわいらしい形も好きだ。

花のお酒を作ろう。

花を採ってきて、

       

ゴミを取り除いて

       

       

ビンに入れて、氷砂糖も入れて

       

果実酒用の焼酎を注ぐ。

       

詳しい作り方はこの本に載っています。

健康酒入門 (カラーブックス (578))
岡本 千鶴
保育社

このアイテムの詳細を見る


飲めるのは来年か再来年。またはもっと後。
黄金のお酒が出来る。
深い味わい。
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宝箱

2008-10-08 21:27:07 | 手仕事 Handicraft
このブログを見て
やまんばさんが送ってくださったビーズたち。
まさに宝箱とはこのこと!
あまりの豪華さにドキドキ。

宝を手に入れた海賊って、きっとこんな気分だろう。

       

まずは自分の物。
欲しかった長めの大き目のネックレスを作ることにする。

蝋引きの綿紐にビーズを通し、結び目で留めつける。
こうやってビーズの来る位置を固定する。
下に紐の端を持ってくることにする。

じっとビーズ群を見ながら、考えて
選んで通して行く。
この時間、好きだなあ。面白いなあ。

気に入ったのが出来た。
このビーズ達が来る位置が絶妙!なつもり。
間延びせず、邪魔にならない。

       

これからたくさん楽しんで作れる!
新しい世界の扉が彼女のおかげで開いた。
ブログやってて良かった~!
やまんばさん、大切に使います。
ありがとうございます!
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ただものではないな? おぬし!

2008-10-07 21:21:11 | 手仕事 Handicraft
京都国立近代美術館で買った、ARTS & CRAFTSの図録。
パッと見たときから只者ではない感じがしていたけど、やっぱり只者ではなかった。

       

詳しくは朝日新聞社の「生活と芸術」を。

デザインをしたのが「コズフィッシュ」の祖父江 慎氏。
これまでもたいへん変わった装丁を世に出して世間を驚かせてきたつわもの。

買ってから気付いたけど、上のところだけ金色。
これをテンキンって言うらしい。(天金?)

       

文字だけのページと写真のページの紙の質の変化
余白の取り方が特別
文字の配置も絶妙
栞まで二本付いている。

       

文字の色も微妙に換えられていたりして
見ているだけで作る人は大変だろうなあと思わせられる。

ウィリアム・モリスは「生活の中で2番目に大切な芸術は本だ。(一番は家)それも外でなくて内側。」と言ったらしいが
それを具現化した図録になっている。

写真や文章もたくさんあって丁寧な内容。
これまでも気に入った展覧会の図録は買っていつでも手に取れるところに置いて
寝る前の読書の時などに繰り返し見ていたのだが、
これはまた長年の友になりそうだ。

会場だけでなく、帰ってからも図録で味わえる。
文章を少しずつ読んでいるけど、いちいち考えさせられる。
この展覧会。私にとって大切な物になりそうだ。

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アップルシュトゥルーデルの準備

2008-10-07 11:30:20 | 食べ物 Eat
涼しくなってきて、そろそろりんごの季節。
この気候はオーストリアの夏の気候に良く似ている。
さあ、ケーキの季節だ!
アップルシュトゥルーデルのためにクラムを作っておく。

ザルツブルグで教わった時に書いたレシピにはこう書いてある。
・パン粉(細かくし、ふるったもの)+ナッツの粉+バター+砂糖少し
  をフライパンで焦げ付かないように炒る。

ナッツはどんな種類でもいいらしい。今回はカシューナッツを砕いて、アーモンドパウダーとヘーゼルナッツパウダーを使う。パンはフランスパンを乾燥させて細かいパン粉にしたもの。

       

       

       

まずナッツを軽く炒る。それにパン粉を加える。炒る。
触ってみて全体が熱くなってきたらバターを入れる。(量を言うのは難しいけど、今日使ったのは、バターの塊で3cmくらい。いくつかに切って入れた。)
バターが溶けて全体に少し湿っぽくなってくる。
この間、絶えずヘラで全体をかき混ぜておく。目を離さない。火加減は中火くらいか。
全体が少しブラウンになってくる。
炒られたナッツとパン粉の匂い、バターの匂いがしてくる。
このブラウンに変わる瞬間を大切に。すぐに変わるし放っておくとすぐに焦げる。
そのときに砂糖を大さじで3さじくらい振りかけて混ぜる。
ちょっとしたらブラウンがまた少し濃くなってくるのでそうしたら終わりだ。
ちょっと食べてみる。熱いので注意!
美味しかったら大丈夫。(これだけでかなり美味しい。ケーニッヒスクローネのパイの味がする。)

出来たらそのままフライパンに入れておくとずんずん焦げていくので
すぐに皿などに移して冷ます。
冷めたら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。

これで後は紅玉が出るのを待つばかり。
パイシートとレモン、シナモン、レーズンとバターを買っておく。       
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