クリニックの患者さんに「観て良かった」って教えて貰って
その前にも良いって聞いてたんだけど、ようやくWOWWOWで放映されたので観ました。
ネタバレあり。
私にとってはトランスジェンダーの事はそんなに大きい問題ではないので、この映画で注目したことはやっぱり編み物。
そして子どもの暮らし。
トランスジェンダーのりんこさんはいつも空いた時間に編み物をしています。
死ぬほど嫌な事があってもこれでチャラになる。
ってくらい編み物をしていると気持ちが穏やかになってくるって。
それはほんとに患者さんたちを観ていて思う事。
誰にもそうだとは言えないけれど、もし編み物が合ったらそうなるようです。
それが指編みであったとしても、かぎ針や棒針であったとしても。
元々編み物が得意だと言う人はそこにはあまり居ないので、模様編みや編み込みをすると言うところまでは行っていないんだけど
私にとっても編地はシンプルな方が良くて、ひたすらメリヤス編みをしているときが一番気楽に集中できます。
単純な作業の繰り返し、しかも成果が目に見えて増えてくるのが良い。しかも出来たら温かく身を守ってくれる。
プレゼントにもなる。
私はこれは羊毛の手仕事全般に言えるんじゃないかと思います。
毛刈りも、毛を洗うのも、ほぐすのも、梳くのも、紡ぐのも。そしてフェルトも。
羊毛の持つ力と言うのは、出来上がりだけじゃなくて作る過程にも発揮されている。
飼った事ないけど、飼うのもそうなのかな?
「羊は丸く飼った方が良い」って聞いたことあるので、飼うなら人として丸くあるようにといろいろ工夫するみたいだから。
自分の世話をちゃんと出来て、コンスタントに丸く居られる人と言うのは最強だと思う。
12歳のトモちゃんは実のお母さんが育児放棄をしています。いわゆるネグレクト。
毎日一人でコンビニのおにぎりを食べるシーンが辛すぎる。そこにいろいろな事が凝縮されていると思う。
子どもが本当に必要としている事、欲しいと思っている事が、この作品にわかりやすく現れてるなと思います。
「あなたが居てくれて嬉しい」と思う人がそばに居る事。
食事が規則正しく出来て、楽しく食べられること。
夜は寝る。朝起きる。
たぶん人としてなら誰しもそれがいつでも必要なんじゃないかと。
その必要度は他のいかなる物質的な物も概念的な物をも凌駕するくらいだと思う。
そんなに二人に愛されているのに。最後に実のお母さんのところに戻るトモちゃん。それもリアルだなと思う。
どんなにひどくされていても子どもは親に愛して欲しいと願う。親と居たいと思う。
親の愛は海より深いって言うけれど、それだったら子どもの親への愛はもう宇宙まで届くと言えるかも。
本当の意味で全部を認めて受け入れて愛すると言う度合いからすると、親は子どもにかなうわけがない。
親は子どもに対してもっと理詰めだったり計算高かったりもしますよ。
そして親はその大きな愛に甘えちゃダメだと思う。
まあとにかくりんこさんが素敵。トランスジェンダーとかいろいろ越えて女神のようなので、ちょっと現実味はないかもって思うくらい。
りんこさんのお母さんもまた素敵です。
お勧めです。
その前にも良いって聞いてたんだけど、ようやくWOWWOWで放映されたので観ました。
ネタバレあり。
私にとってはトランスジェンダーの事はそんなに大きい問題ではないので、この映画で注目したことはやっぱり編み物。
そして子どもの暮らし。
トランスジェンダーのりんこさんはいつも空いた時間に編み物をしています。
死ぬほど嫌な事があってもこれでチャラになる。
ってくらい編み物をしていると気持ちが穏やかになってくるって。
それはほんとに患者さんたちを観ていて思う事。
誰にもそうだとは言えないけれど、もし編み物が合ったらそうなるようです。
それが指編みであったとしても、かぎ針や棒針であったとしても。
元々編み物が得意だと言う人はそこにはあまり居ないので、模様編みや編み込みをすると言うところまでは行っていないんだけど
私にとっても編地はシンプルな方が良くて、ひたすらメリヤス編みをしているときが一番気楽に集中できます。
単純な作業の繰り返し、しかも成果が目に見えて増えてくるのが良い。しかも出来たら温かく身を守ってくれる。
プレゼントにもなる。
私はこれは羊毛の手仕事全般に言えるんじゃないかと思います。
毛刈りも、毛を洗うのも、ほぐすのも、梳くのも、紡ぐのも。そしてフェルトも。
羊毛の持つ力と言うのは、出来上がりだけじゃなくて作る過程にも発揮されている。
飼った事ないけど、飼うのもそうなのかな?
「羊は丸く飼った方が良い」って聞いたことあるので、飼うなら人として丸くあるようにといろいろ工夫するみたいだから。
自分の世話をちゃんと出来て、コンスタントに丸く居られる人と言うのは最強だと思う。
12歳のトモちゃんは実のお母さんが育児放棄をしています。いわゆるネグレクト。
毎日一人でコンビニのおにぎりを食べるシーンが辛すぎる。そこにいろいろな事が凝縮されていると思う。
子どもが本当に必要としている事、欲しいと思っている事が、この作品にわかりやすく現れてるなと思います。
「あなたが居てくれて嬉しい」と思う人がそばに居る事。
食事が規則正しく出来て、楽しく食べられること。
夜は寝る。朝起きる。
たぶん人としてなら誰しもそれがいつでも必要なんじゃないかと。
その必要度は他のいかなる物質的な物も概念的な物をも凌駕するくらいだと思う。
そんなに二人に愛されているのに。最後に実のお母さんのところに戻るトモちゃん。それもリアルだなと思う。
どんなにひどくされていても子どもは親に愛して欲しいと願う。親と居たいと思う。
親の愛は海より深いって言うけれど、それだったら子どもの親への愛はもう宇宙まで届くと言えるかも。
本当の意味で全部を認めて受け入れて愛すると言う度合いからすると、親は子どもにかなうわけがない。
親は子どもに対してもっと理詰めだったり計算高かったりもしますよ。
そして親はその大きな愛に甘えちゃダメだと思う。
まあとにかくりんこさんが素敵。トランスジェンダーとかいろいろ越えて女神のようなので、ちょっと現実味はないかもって思うくらい。
りんこさんのお母さんもまた素敵です。
お勧めです。