明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


昨日入手したプリントのコピーについてブログを書いたが、どうしてこんな撮影が許されたのか、と不思議であったが、どうやら無許可で撮られた物のようである。関係者なら誰が撮ったか判るだろう。これが知れたら撮影者は大変なことになるかもしれない。ブログは念のため削除した。 本日、椎根和さんと電話で話させていただいた。椎根さんの著書“オ-ラな人々”(河出書房新社)に秘蔵写真集として掲載されている三島由紀夫の写真が素晴らしい。私も随分三島の写真を見てきたが、それらとは明らかに表情が違う。まだ沢山あるそうなので、近々拝見させていただくことに。 前述のプリントの件から篠山紀信撮影の『男の死』についても話が及んだが、椎根さんによると、おそらく出版されることはないだろう、とのことである。理由も伺った。ここ数年間、せっかく着想した私なりの『男の死』も、オリジナルが先に出てしまっては興ざめだ、と常に考えてきたが、取り越し苦労だったことになる。私のことなどどうでもよいが、三島が自決する直前の、貴重な時間をやりくりしながら心血そそいだ作品のことを思うと、どうにかならないものか、と思うのだが。



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