明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日魚の撮影が終わり、さっそく合成作業をしていると、KさんからT千穂より電話。聞くと常連が来ているという。こちらの常連には、パチンコ、競馬が当った、といってはご馳走になっていたので、魚を持っていき、刺身と潮汁にしてもらって成仏させてもらった。 帰宅後作業を続けていると、さらに場所を換えたKさんより、Rさんと来ているから来てくれ、と強引な電話。いくと、甘えるオジサンと、それを阻止するRさんとで、相撲の指し手争いのようなことをしている。Kさん呼んでおいて、私の方など身向きもしない。「あんたの後頭部を見に来いって呼んだのか?」。 Kさんは河童を制作中の私の前に、参考にせよ、と舞い降りた妖精ではないか、と常々思うのだが、取材は充分過ぎてウンザリである。  ここでRさんが、私は実は男で、竿はすでに取って玉だけである。と冗談をいった。呆れることに真顔になるKさん。嘘だろ?と私を見るものだから、「噂は聞いていたけど」。乗っかってみた。「なんで知ってて黙ってたんだよ」。 Kさんを知る人はおそらくほとんどの人が、落雷に当るなど、なんらかの天誅が下るべきだと考えているであろう。店の人も乗っかる。知らなかったのはKさんだけ、という空気が完成。 そこからKさんの『ショック』『嘘だろ』『綺麗だからそれでもいい』『ショック』『嘘だろ』。身をよじりながらの葛藤が朝まで延々と繰り返されたのであった。 そして先ほど、ショックでほとんど寝ていないらしいKさんから「今日玉があるか確かめる」。息巻いた様子の電話があった。

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