明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


午前中、昨日の幼馴染みの金魚に対するアドバイスを思い出していた。できれば違う種類の金魚を混泳させるべきではない、と。ほとんどがオランダ獅子頭系の中にいる虎柄の朱文金のことをいっている。そこで寒山拾得のことを説明し、虎役は別の種類にしたいのだ、というとうなずいていた。小学校の時、学芸会で、私の企画立案した寸劇に何度となく付き合った友人は、さすがになんだそれは?などとは一言もいわない。本日の入道雲が金魚の頭の肉瘤に見える。 何度もやってしまうのだが、ポケットに札を入れたまま洗濯してしまい、いつものようにレンジで乾かしたのだが、火花が散って発火、万札が焦げた。こんなことは初めてである。全焼ではないので、広げずそのまま銀行に持って行くと、日本銀行の審査が必要という。書類に色々書き込む「たぶん3枚だと…。」その後江東文化センターに行き、芭蕉記念館の担当者と待ち合わせる。本日講座を開いておられる日本歌人クラブ会長の藤原龍一郎さんを担当者にご紹介することが出来た。私の以前の住まいの真ん前の小学校の御出身で江東区在住、芭蕉サミットその他、お力を貸して頂けるのではないか、と以前から話していた。担当はアイデアマンであるので、さっそく色々企画を思い付いていたようで何よりであった。 その後、居酒屋にて芭蕉庵の打ち合わせ。簡単な図面に具体的なサイズを書き込んである。高さはおよそ70センチ。ようやく決まった。難航したのは、当初私の芭蕉像を中に設置しようと考えたせいで、そのままでは家から出ないくらいのサイズとなるところであった。 芭蕉庵にはひようたんが備えられてあったという。門弟達が師匠のために米をもちより入れて置いたらしい。そういった身の回りに関する情報をできるだけ集めるようお願いしておいた。 帰りのタクシーで、そういえば一万円札はキラキラしている部分がある。インクに金属が含まれていて発火したのかもしれない。何度もレンチンしたのに今まで発火しなかったのは、私のポケットにキラキラした札が入っていなかったせいだろう。運が良かった、ということにしておいた。

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