明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



大野将平金メダル。この大野を見たかった。64年の東京オリンピックで、始めてオリンピック種目となった柔道を観た。あの頃は敗者の前でガッツポーズをする選手などいなかった。それがどういう訳か、山下だろうと古賀だろうとガッツポーズで喜びを露わにするようになってしまった。それがずーっと不満であった。そこで本日、待ってましたの大野将平である。勝ってもガッツポーズどころか、畳を降りるまではニコリともしない。敗者に対しての気遣い。これが日本柔道ではないか。白鵬なんてこの青年の気概を見ても何も感じないのだろう。只今知ったのだが、大野は東京オリンピック中量級金メダルの岡野功に指導を受けている。なるほど、これで合点がいった。

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