明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



多くの日本人同様、大谷翔平に釘付けの毎日である。私は世界レベルにないスポーツには全く興味がなく、プロ野球といえばバッキーが投げた巨人阪神戦を後楽園球場で一度観ただけである。野茂の登場でようやく、という感じだが、大谷の前では巨人の星が地味なマンガに見えてしまう。明日のジョーも井上尚弥の前では貧乏臭い。 毎日全米の砂糖菓子のような称賛を我が事のように浴び、実に良い気分である。それにしても河井寛次郎にいわせれば“ボールが選んだバット バットが待っていたボール”といったところであろう。
被写体から陰影を排除する石塚式ピクトリアリズムは、無背景でも成立するので、例えば竹竿にしやれこうべを掲げた一休は、背景なしでいく。すべての背景に中国の奇岩連なる風景を用意していたらきりがない。もちろん通常の?写真作品のつもりであれば、こんなモチーフは扱わない訳だが。

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