明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



男女混合競技は初めて見たが、慣れてくるとなかなか面白い。柔道で我が小学校の後輩、ウルフ・アロンが、今回金メダルを逃したとはいえフランスは最強のリネールと対戦。地元の先輩からはラインで「肩が凝って凝って。」しかし残念ながら惜敗。チームも銀メダルに終わる。急にこの先輩から学校の砂場から切断された指が出てきた話を聞いたのを思い出した。先輩は「砂場じゃないよ校舎裏の花壇だよ。」余談にも程があるが。
こちらは指でなく己の腕を切断し達磨に教えを乞うた『慧可断臂図』の慧可は静岡の臨済宗方広寺に中国の元時代に描かれた『二祖慧可図』があることが判った。禿げ具合、こめかみから顎まで髭が繋がり、雪舟はおそらくこの画を見ている。 それまで慧可像は雪舟しか見たことがなく、雪舟も想像で描いたに違いない、だったら私と条件は同じだ、私も想像で作ろう、などと不遜なことを考えていたが、この二点により慧可はこういう人物、ということになっている。で良いのだろう。 これで座禅もしたことないのに禅宗の第一祖達磨大師、第二祖慧可禅師、臨済宗開祖を作るということに。仏罰でも降って来やしないかという気がしなくはないが。

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