明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



布袋を作りながら、今回のモチーフは、自由度、創作の余地など考えると、なかなかのモチーフに至ったものである。私の場合、これを学ぼう、と励んだ物はほぼ役に立つことはなく、知らないうちに入り込んだ物に限って役に立っている。こういうと怠け者の言い訳のようになってしまうのだが、早い時期に気が付いたのは幸いであった。おかげでブルース・リーにいわれるまでもなく、”考えるな感じろ”は知っていた。考えていたら布袋様を今日作っていない。私が持っているが、出す機会がなかった物をこの機に乗じ、かこつけ出すことが出来るだろう。 布袋は、抱えている頭陀袋は、施し物を全て入れている。ナマモノだろうと構わない。おそらく腐った物だろうとお構いなしだろう。後に七福神の一員となった布袋は、民衆の壁や床の間で、どんな災いでも受け入れる神様として祀られたのだろう。方向としては、満腹でグウタラして笑っている肥満体のオジサンを作れば良い。その点に関しては私は熟知している。



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