明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



布袋尊は日本でいう七福神の中では唯一の元人間で、禅宗の僧である。弥勒菩薩の化身ともいわれる。布袋様は軍配を持っていることが多いが、その出自を考え持たせていない。名前の由来となった托鉢の残り物を入れる袋だけとした。この袋は施し物を入れるが、皆に配りもする。とにかく何でも受け入れる大きさが布袋である。大きな太鼓腹だけでは足らず、堪忍袋ともいわれる袋を大きくし、クッションのように乗せてみた。仕上げに向け乾燥に入った。  予定外のモチーフを作ってしまったので、グズグズしておらず、返す刀で明日は豊干禅師の制作に入りたい。 そんな気になれるのも、無呼吸症候群用の治療具CPAPが明らかに効いている。原因が判らずにいたらどうなっていただろうか。幸いなのは鼻にマスクしようが何しようが、相変わらずピストルに撃たれたように寝られることである。今時個展用に布袋尊作っている人間が、神経質で不眠症の訳がないけれど。



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