明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日決めたラインナップ。予定から大分変わったが、行き当たりばったりの私らしい。一昨年の私にいったら唖然とするだろうが、小学生時代の私にいったら「ずっとそんなことしてて良いの?」と小躍りするだろう。前号の『タウン誌深川』でそんなことを書いた。人生はチョロいものだと勘違いしたら教育上よろしくない。私の紆余曲折、患難辛苦の記録映像でもあれば見せたいが、「何か作ってるか酒飲んでるか寝てるばかりで肝心なことは何もしない人生じゃないか!」と号泣されるかもしれない。「これはダイジェストだ、肝心なことは編集でカットされてる!」。と書いたのはウソだ。お前が見たのは編集なしのリアルドキュメントさ。そもそもどこかの王様に石の塔に幽閉され、算数宿題やらないで良いから、一生好きなことだけやっておれ!なんてのを夢見てたのはお前じゃないか?! ハナは垂らしていたけど、お前のイメージは正しかった。これ以上楽しいことは結局何もなかった。お袋は何とかまともにしようと苦労してた。おかげでチックになるは、好きなことをするのに拭い難い罪悪感が残るが、長年刑務所に入っていると、俺は悪いことなどしていない、と思い込む人間がいるそうだ。あれは罪悪感を抱いてるラインナップには見えない。



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スケッチブックに描くと、そこでイメージが固まってしまい、それを越えられなくなるので一切描かないが、今回は新作ばかりで数が多い。私の頭では整理できないので、ノートに構図など描いてみた。陰影のない石塚式は、撮影時には構図が出来ていないとならない。なのでよほどややこしい背景を使わない限りは、そこからは早い。

1『寒山拾得』(寒山と拾得横並びのバストアップ)

『三聖図』(寒山と文殊菩薩)(拾得と普賢菩薩)(豊干と阿弥陀菩薩と虎)  『四睡図』(寒山拾得と豊干と虎)

2『虎渓三笑図』慧遠法師、陶淵明、陸修静

3『慧可断臂図』達磨大師 慧可禅師 

4『初鴉』一休宗純 〝門松や冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし”

5『一休和尚睡卧図』〝人生は起きて稼いで寝て食って後は死ぬのを待つばかなり』

6『布袋満腹図』布袋尊
7『琴高仙人図』鯉に乗る琴高仙人
8『蝦蟇鉄拐図』蝦蟇仙人と鉄拐仙人
9『臨済義玄』
 
米これから作る物 『四睡図』の寒山拾得と豊干の身体、鉄拐仙人の身体。
 


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