英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

緊迫する中東情勢

2020年01月09日 | 実用英語
アメリカ軍によるイラン革命防衛隊司令官殺害、それに対するイランによるイラクのアメリカ空軍基地への報復攻撃。中東情勢がまた怪しくなってきました。

2001~2002年に留学してアメリカに住んでいた時、911以降、ブッシュ大統領の下、戦争にひた走るアメリカを目の当たりにしてきました。現在のアメリカメディアの報道を見ていると、その当時と雰囲気が似ていると感じるのは私だけではないはずです。また戦争が始まるのか・・・。I've had enough.という感じです。

911後、アメリカの至るところで目にした星条旗
アメリカに住んでいた時、よくホストマザーと中東情勢について議論しました。そして、お互いにイスラム教について詳しくないということが分かり、私はシアトルの紀伊国屋書店で『日本人が知らなかったイスラム教』を購入し、それを私が英訳しながら、意見をぶつけあったのを思い出します。
その際にアメリカ人のホストマザーでさえ答えに窮した、私がよく投げかけた質問があります。

How come America has meddled in the Middle East affairs?
(なぜアメリカはこうも中東情勢に首を突っ込むのか?)

欧米と中東の歴史的経緯、世界一の経済大国としてのリーダシップ等、アメリカが難しい立場にいることは事実。しかし、自国や自文化の論理を他国や他文化に適用しようとすれば、問題が起こるのは火を見るよりも明らかです。何が正しいのか・・・?そんなことは誰にも分からないし、宗教が変われば、価値観も変わる。力を力で抑えようとしても、そこには建設的なものはありません。互いの違いを認め、尊重する姿勢が今こそ必要なのではないでしょうか。


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