英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

“石鹸芝居”でメリハリ

2020年01月11日 | 指導現場にて
授業で雑談をよくしますが、話が脱線することで思ってもいなかった英単語や表現を生徒に教えることがあります。「〇△を教えよう」と準備していた内容よりも、臨機応変に指導するそれの方が生徒たちの反応がいいのも事実です。

昨日はある高3生との授業中、仮定法の例文をちょっと大げさに下手な女優っぽく和訳したら、生徒が「お昼のメロドラマじゃないですか~」と大笑い。

そこで、「“お昼のメロドラマ”って英語では、“soap opera”って言うんだぞ。よく石鹸会社がスポンサーだったからこう言われるようになったらしい。まあ、日本もライオンや花王などがお昼の番組のスポンサーをやっていることも多かったから、覚えやすいよね」と説明しました。

この soap opera という表現は、代ゼミ時代に師事していた潮田五郎先生がお話しされた雑談だったと思う。約30年前の記憶がすっと蘇ってくる・・・。大学受験英語という骨太な英語と本気で格闘していたからこそ、そのようなトリビア(trivia)がスッと体に入ってきたのでしょう。柔と剛、メリとハリ。相対するものを駆使し、生きている英語指導を提供していきたいと思った瞬間でした。


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英語力の礎は「読む」力

2020年01月10日 | 英語勉強法
今週、一冊の参考書を購入しました。
今年の英語学習の目標は、この伝説の『新々英文解釈研究』を読破すること。

昨年、最も多くの「いいね!」とリツイートをいただいた私のツイートの中でシェアした記事で、元外交官の多賀敏行さんが学生時代に取り組まれたと紹介されているのが『新々英文解釈研究』でした。
著者名から、通称は「やまてい」。私が大学受験生だった時は、伊藤和夫著『英文解釈教室』が、英文解釈のバイブルでした。しかし、それ以前のバイブルは間違いなく「やまてい」。初版は大正14年、新訂新版の初版は昭和40年!ハードカバー、reader-friendly とは到底言い難い内容と構成。この重厚感がたまりませんね。バイブルであるが故の難しさのため、挫折する受験生が多かったというのも、両書の共通点でしょう。

「4技能」が美辞麗句化し、「話す」力が大事だと詐欺めいた誇大広告に踊らされた結果、日本人の英語力が間違いなく低下した昨今、時代と逆行するように私は「読む」力にこだわって指導してまいりました。英語力の基本は「読む」力です。英語と奮闘してきた大正・昭和の先達が、どのような英文に触れて英語力を高めてきたのか・・・?その知の境地に自ら足を踏み入れます。


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緊迫する中東情勢

2020年01月09日 | 実用英語
アメリカ軍によるイラン革命防衛隊司令官殺害、それに対するイランによるイラクのアメリカ空軍基地への報復攻撃。中東情勢がまた怪しくなってきました。

2001~2002年に留学してアメリカに住んでいた時、911以降、ブッシュ大統領の下、戦争にひた走るアメリカを目の当たりにしてきました。現在のアメリカメディアの報道を見ていると、その当時と雰囲気が似ていると感じるのは私だけではないはずです。また戦争が始まるのか・・・。I've had enough.という感じです。

911後、アメリカの至るところで目にした星条旗
アメリカに住んでいた時、よくホストマザーと中東情勢について議論しました。そして、お互いにイスラム教について詳しくないということが分かり、私はシアトルの紀伊国屋書店で『日本人が知らなかったイスラム教』を購入し、それを私が英訳しながら、意見をぶつけあったのを思い出します。
その際にアメリカ人のホストマザーでさえ答えに窮した、私がよく投げかけた質問があります。

How come America has meddled in the Middle East affairs?
(なぜアメリカはこうも中東情勢に首を突っ込むのか?)

欧米と中東の歴史的経緯、世界一の経済大国としてのリーダシップ等、アメリカが難しい立場にいることは事実。しかし、自国や自文化の論理を他国や他文化に適用しようとすれば、問題が起こるのは火を見るよりも明らかです。何が正しいのか・・・?そんなことは誰にも分からないし、宗教が変われば、価値観も変わる。力を力で抑えようとしても、そこには建設的なものはありません。互いの違いを認め、尊重する姿勢が今こそ必要なのではないでしょうか。


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走ることの本質的意義

2020年01月08日 | ランニング・筋トレ
走っている時は心が無になる一方で、その分、様々なことにも思慮が巡る。「そもそも、なぜ今走っているのか?」など、哲学的な思考にすらなる。

私が走り始めたのは、ただ単に体型維持のために筋トレを始めたところ思うように体脂肪が下がらなかったから。ところが、いざ走り始めてみると、その奥深さ故、いわゆる「ランナー沼」にはまるのに、たいして時間は必要ではなかった。

それからレースにいくつも出場し、それまでの自分が知らなかった世界があるのを知り、ますますランニングの魅力に憑りつかれた。そうなると、走ることの意義をもっと本質的にとらえたくなる。「なぜ、人は走るのか?」と。
最近読了した村上春樹著『走ることについて語るときに僕の語ること』の一節にその答えがあった。
僕のようなランナーにとってまず重要なことは、ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に走り抜けていくことだ。尽くすべき力は尽くした、耐えるべきは耐えたと、自分なりに納得することである。そこにある失敗や喜びから、具体的な---どんなに些細なことでもいいから、なるたけ具体的な---教訓を学び取っていくことである。そして時間をかけ歳月をかけ、そのようなレースをひとつずつ積み上げていって、最終的にどこか得心のいく場所に到達することである。あるいは、たとえわずかでもそれらしき場所に近接することだ(うん、おそらくこちらの方がより適切な表現だろう)。

今年はただ走り込むだけでなく、走ることの意義をもっと本質的に追究していきたいと思います。


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雑学で英語ボキャビル

2020年01月07日 | 英語勉強法
昨年使っていた日めくり「'19 雑学王!365」に「目からうろこ」が聖書の言葉からだとありました。以下、その引用です。
その語源は、新約聖書『使徒言行録』第9章に見られる。同書には、キリスト教を迫害していたパウロ(当時はサウロと名乗っていた)が、天からの光に打たれ、目が見えなくなり、やがてイエスの弟子となって視力を取り戻す場面がある。ここにある一節、「たちまち目からうろこのようなものが落ち」というところに基づいているのだ。
(「'19 雑学王!365」12月25日より引用)
そもそも鱗(うろこ)を英語で何というか知っている人が少ないと思います。鱗は scale です。

scale
①目盛り ②縮尺 ③規模、スケール ④天秤 ⑤鱗

「スケールがデカい」とカタカナで使っていますが、「鱗」もいっしょに覚えたいですね。チョウの羽の鱗粉も scale です。

そして、研究社の英和辞典には次の慣用句が載っています。

The scales fall from one's eyes.

目からうろこが落ちる、誤りを悟る、迷いがさめる(聖書「使徒行伝」から)

大学受験時代に scale に鱗の意味があることは知っていましたが、まさか「目から鱗」が聖書からで、日本語でもそのまま使われているとは気づきませんでした。いやはや、勉強になります。

この他、聖書由来のことわざには「豚に真珠」「砂上の楼閣」があるそうです。一緒に覚えたいですね。

cast pearls before swine
豚に真珠を投げてやる、「猫に小判」(聖書「マタイ伝」から)

a house built on sand

砂上の楼閣(聖書「マタイ伝」から)

砂上の楼閣は a house of cards もよく使われます。

こんな雑学からでも英単語を覚えるきっかけがあります。要は、そのきっかけを逃さずいかに利用できるかです。単語集を眺めているだけでは、いつまでたっても覚えられませんよ。
今日は七草。信州伊那谷は空が燃えているような朝焼けでした。これからお天気は下り坂です。昨日から仕事始めの方も多いと思います。新年、体調を崩さずに幸先の良いスタートを切りたいですね。


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何を継続するか?

2020年01月05日 | 指導現場にて
「今年の目標は何か?」
自分自身にも生徒たちにも、毎年年初に問いかけてきました。しかし、目標を掲げるだけでは実現されないということに気づきました。目標達成のために、毎日何を継続するかを明確にすべきなのです。

継続すべきことを公言することで目標が達成されるのは、私自身が経験してきたことでもあります。

①英語の音読(2012年11月20日頃~)
②ブログの更新(2013年1月17日~)
③ブログ貯金(2017年1月1日~)
④神棚への二例二拍手一礼(2018年~)
⑤妻と100円ずつ合計200円貯金(2018年2月20日~)

以上は、私が継続して毎日行っていることです。それぞれを詳しく言うと、

①の英語の音読は、TOEICパート3・4の各スクリプト1セットを10回ずつと、金フレのパート1の100例文を2回ずつの音読を、2012年11月から6年以上、一日たりともサボることなく継続できています。ただし、2018年10月から金フレの音読を、『基本英文700選』の英文100文に変更しましたが、もちろん、毎日継続しています。

②のブログの更新は、TOEIC990点満点を本気で目指そうと決意した時、満点取るまでブログを継続すると決意し、満点を取った後も今日まで継続しています。今日のこの更新で2,545日連続更新となりました。

③のブログ貯金は、前日のアクセス数(UU数)だけ毎日貯金していくというもので、平均すると毎日約200~250円の貯金をしたことになります。年間約8万円の小銭がたまります。これは、年度末の家族旅行の資金となっています(笑)。

④神棚への二例二拍手一礼は、気づいたら出勤前の習慣となり、休日の日も必ず行うようになりました。

⑤妻との合計200円貯金は、新築後12年が経ち、ボイラー等故障するところも多くなると予想されることから、今のうちから毎日少しずつ貯めていこうというものです。これだけでも年間73,000円が貯まります。

「な~んだこれくらい」と思われた方。やってみて下さい。一日でもサボったらアウトですよ。そして、そのうちにやらなくなりますから。どれも「言うは易く行うは難し」です。

私はここに⑥として、RUNNERS DIARY への記録を加えます。これは、多くの市民ランナーが愛読する月刊誌「ランナーズ」1月号の付録のダイアリーです。その日の走行距離だけでなく、天気・睡眠時間・体脂肪率等まで書き込めるもの。これに記入することで私のラン生活をもっと充実させようという魂胆です。
今年は生徒たちに、何を毎日継続するか具体的に書かせ、それを公言してもらおうと思っています。もちろんその前提として、指導者が実行していることが大切ですので、上に挙げた①~⑥を、今年も毎日継続していきます。


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青学パラドックス

2020年01月04日 | 閑話
毎年のことですが、新年は箱根駅伝を応援するのが我が家の伝統。私が早稲田在学時は、同級生の渡辺康幸選手が2区を走っていたこともあり早稲田の応援をするのは当然でしたが、卒業してからも各大学の注目選手を中心に応援しています。

当然のことながら、最近は青山学院に注目していますが、その青学の監督と言えば、言わずもがな、原晋監督です。メディアによく出ることでそれを批判する人も多かったのも事実ですが、ここまで結果を残せば誰も文句は言えません。昨年は5連覇を東海大学に阻まれたとはいえ復路優勝の総合2位、そして、今年は見事にリベンジして総合優勝した訳ですから。今ではそんな批判は、妬みややっかみにしか聞こえませんね。

昨夜、3年前に読んだ原監督著『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』を、書斎から引っ張り出して再読しました。
今回の優勝インタビューと重なることも多かったですが、その中心にあるのは「進化を止めた時点で退化」です。自主性を重んじる原監督ですが、今回の4年生に関しては口を多くだし、介入する機会が多かったとのこと。これは一見すると以前の状態に戻るので“退化”と見られますが、強い青学になるための“進化”だったと言えるでしょう。勇気をもって以前の状態に戻ろうとすることが、実は退化ではなく進化につながる。まさにこれこそ、原晋監督の“青学パラドックス”と言えるのではないでしょうか。

私自身も、今年は進化し続ける年にしたいですし、そのためには必要な退化もいとわない覚悟を持てた箱根駅伝となりました。


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2019年のランニング・筋トレ総括 

2020年01月03日 | ランニング・筋トレ
先月のランニング距離も含めた、昨年一年間の月別ランニング距離です。

2019年の月別走行距離 (  )内は前年同月比 
 1月 126.5km (-6.4km)
 2月 160.0km (+18.0km)
 3月 214.0km (+109.0km)
 4月 242.3km (+190.3km)
 5月 151.5km (+46.2km)
 6月 151.5km (+45.5km)
 7月 112.0km (-8.3km)
 8月 150.9km (+46.6km)
 9月 247.7km (+134.1km)
 10月 187.5km (+23.9km)
 11月 83.0km (-82.5km)
 12月 192.1km (-15.4km)
 合計 2019.0km (+501.0km)

先月は故障明けでしたが、8日の第39回群馬サファリ富岡マラソン大会ではハーフマラソンの自己ベストを更新する1時間36分25秒を記録することができました。また、月末に冬期講習があるので走れる日が少なくなる可能性もありましたが、31日中21日走り、月間走行距離は192.1km、そして、年間総走行距離が2,019.0kmとなりました。2019年にちなんで、ピタリ2,019.0kmにしました(笑)。成長を感じることが出来た2019年となりました。
2019年は故障やケガを3回し、合計で一ヶ月間走れない時期がありましたが、何とか年間走行距離が2,000kmを超すことができました。そして、最大の目標であった初フルマラソンでサブ4を達成することができました。

第3回松本マラソンでサブ4達成!
ただ、ラン友さんのほとんどが年間3,000~4,000kmを走っていらっしゃるので、私なんかまだまだですね。

2020年の目標
 ・年間走行距離 2,400km
 ・長野マラソン サブ3.75(3時間45分未満)

今年は昨年よりも出場レースを少なくしようと思っています。昨年一番大きな故障をした時は2ヶ月で4レースに出場したので、身体に負担がかかっていたと思います。今年は、以下の4レースを考えています。

4月 長野マラソン(フル)
6月 信州安曇野マラソン(ハーフ)
10月 松本マラソン(フル)
12月 群馬サファリ富岡マラソン(ハーフ)

筋トレは、必然的にランニングに寄与するものに移行しています。腕立て伏せやプランクなど、自重を中心に体幹を徹底的に鍛えています。今年は腹筋を完璧な6パックスに割りたいですね。

今年は48歳の年男。楽しく、でも、本気で。一市民ランナーとしても健康で一年間走り続けられるよう、一日一日を大切にしていきます。


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元旦ジョギング

2020年01月02日 | ランニング・筋トレ
2019年1月1日、34年ぶりに元旦ジョギングに参加しました。

伊那市内の7つの神社を巡る全行程約10kmのコースですが、最低気温-6.2℃と冷え込んだ元旦の朝、父、姉、甥、次男の5人で走り切りました。
何といっても、82歳の父が完走(or 完歩)したのが素晴らしい!参加を決めてからの一ヶ月余り、父なりにトレーニングを積んで、最後尾でしたが何とかゴールしました。
4つ目の坂下神社で、鳥居越しの南アルプス・仙丈ヶ岳(3,033m)から昇る初日の出が荘厳でした。新年から気持ちが引き締まりますね。

父のペースに合わせて約9分/kmで走ったので、私は少し物足りず、帰宅後に6kmを4分45秒/kmで、走りました。

ランニングに関しては今年も毎日のトレーニングを少しずつ積み上げて、4月の長野マラソンでサブ3.75(3時間45分未満)を目指します。


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2020年の始まり

2020年01月01日 | 閑話
あけましておめでとうございます。本年もブログ「英語道」をよろしくお願い申し上げます。

妙義山
トラスト英語学院で学ぶ生徒たちへの年賀状で、今年はこんな言葉を記しました。
Persistence DOES pay off.

継続こそ力。揺るぎない力。
英語・ランニング・筋トレを継続することで、私自身が結果を残せてきました。だからこそ、その想いを今年は生徒たちにもっと伝え、行動に移してもらいたいと願っています。

行動すれば、自分の中で何かが変わり始めます。そして、それを継続していけば、遅かれ早かれ結果は必ず伴います。そんな2020年にしていきたいですね。


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