夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「100万円と苦虫女」(DVD)

2009年08月22日 17時20分19秒 | Weblog
 あることから、親しくもない男性から偽物破損罪で訴えられた佐藤鈴子は、裁判により罰金20万円を払い前科者となる。
 家族とも一緒に住みづらくなり、100万円が貯まれば家を出ることに…。そして、100万円が貯まれば次の町へ、次の町へと゛自分を探さない旅゛を鈴子は繰り返していく。

 しかし、鈴子は弟からもらった手紙をきっかけに、自分と向き合って生きることが必要だと気づく。
 鈴子を演じるのは、人気若手女優で独特の雰囲気を醸し出す蒼井優。ポイントポイントで出てくる俳優陣と蒼井優が演じる鈴子の゛距離感゛に注目。
(2008、日活)

「ファム・ファタール」(DVD)

2009年08月15日 14時54分58秒 | Weblog
 日本・大阪。スリの一団が日本人を狙って荒稼ぎをする。韓国でも有名な窃盗団の仕業だ。゛ボス゛は女。チャンミだ。チャンミには、窃盗団とは別に彫り師の顔があった。刑事のデヨンは、上司から捜査に加わるよう言われるが、乗り気がせず、他の事件に関わろうとしていた。デヨンがスリ事件に関わりたくない理由は、過去の゛南大門事件゛にあった。
 チャンミには、日本でも人気の女優、ソン・イェジン。人気作『私の頭の中の消しゴム』とは違う、愛に左右されない冷たい女性を演じる。デヨンには、ドラマ『ベートーベン・ウィルス』での演技が目を引いたキム・ミョンミン。アクションがありながらも、ストーリーにはもの悲しさも…。韓国でのドラマや映画で゛お決まり゛の家族の絆についても、描かれているのは、お約束。
 開始10分ほどで、化粧っ気のない、迫力ある゛おばさん゛が登場するが、それがキム・ヘスクと認識するまでに頭が働いた。多くのドラマで美人女優たちの母を演じ゛韓国の母゛と言われるキム・ヘスクの役に一瞬、目を奪われるだろう。そして、キム・ミョンミンの、存在感と個性的で怪しい雰囲気が満載である。
 大阪駅での撮影や、ソン・イェジンが日本語を話すなど、興行的に日本を意識しているのは明らかと言えるだろう。イ・サンギ監督作品。(2007年、韓国)