「相棒」

　ご存知、人気刑事ドラマの映画化。
　テレ朝番組らしい、硬派な内容になっている。゛あのテロ事件゛に対してテレ朝はこう言いたかったのか！と、思う場面あり。杉下刑事のキレものなのに素っ頓狂な人柄が、愛嬌があるのが人気の一因ではないだろうか。映画なので、出演者や仕掛けが豪華である。そして、゛あの俳優゛も友情のワンポイント出演。
（４月２１日、梅田ブルク７にて試写会）

「裸足のギボン」

　シン・ヒョンジュン主演の韓国映画。田舎町が背景ということもあり、映画「おばあちゃんの家」のようになつかしい雰囲気。
　子どもを思う親の愛情と親を思う子ども愛情という普遍的なテーマで心温まる。知的障害のある主人公を扱っているが、ストーリーを゛つくりこんでない゛というところが良かった。

「Sweet Rein死神の精度」

　頑張れば人生の最後には゛晴れ゛を見ることができる、ちょっと癒やされるほんのりとした物語。　゛死神゛の千葉が仕事をするときはいつも雨。ターゲットを、死んでいっていい人物かどうかを観察し、実行するかどうかを決めていく。’85年、冴えないＯＬ・藤木一恵を観察することになったが…。
　1985年、2007年、2028年の３つの時代がオムニバスのように展開。千葉が好きな゛ミュージック゛を軸に人間とどのようにつながり、゛実行゛するのか。最後はじ～んときます。　ちょっとすっとぼけた死神・千葉には金城武。かっこいいだけではない彼の優しさ伝わる演技が魅力的。