夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『フォルトゥナの瞳』

2019年02月16日 23時30分57秒 | Weblog

ポスター画像

「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」で知られる作家・百田尚樹の原作を神木隆之介と有村架純という人気実力派で実写化。

幼少期に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎(神木隆之介)は、自分を見込んでくれた自動車整備工場を経営する夫婦(時任三郎、斉藤由貴)のもとで、仕事のみで生きてきた。
しかしある日、死を前にした人間が透けて見える能力ーフォルトゥナの瞳ーを持っていることに気付き、生活が一変する。
苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで桐生葵(有村架純)と出会う。あることを理由に、葵の帰宅を遅らせるため、ショップの近くのコーヒー店で待ち合わせることに。

それがきっかけで葵との距離は縮まっていく。
明るく、夢を与えてくれる葵に惹かれていく慎一郎は思いきって彼女に告白。お互いに惹かれあい、幸せな時を過ごす二人のだったが、ある日、葵の身体が透けて見え初めてしまう。
人は1日で9000回の選択をしながら生きているという(斉藤由貴のセリフより)。その中で、慎一郎がとっていく選択とは?

伏線の回収はすべて行われるので、気持ち良すぎるぐらいに話は収まっている。
ラストはかなり壮大なシーンだ。
結果はシークレット。

神木隆之介と有村架純はこれまで『3月のライオン』やドラマで何度も共演しているが、恋人役は初めて。最初あたりは若干、姉弟??という想像がチラつくことも…。
ただ、徐々に恋人の距離感になっていくところはさすが。

出演はほかに、志尊淳、DAIGOなど。監督は、これまで青春ものを美しく描いてきた三木孝浩。


余談だが、ロケ地は関西方面がかなり使われている。主役二人のデートスポットもかなり有名な場所だ…伊丹出身の有村架純には馴染みがある地域ではあったかも。近くに住んでいる人はその視点でも楽しめるかもしれない。


『マスカレード・ホテル』

2019年02月04日 10時11分16秒 | Weblog

ポスター画像

人気作家・東野圭吾の原作を映像化。原作は、木村拓哉をイメージして書かれたもので、そのまま木村拓哉がキャスティングされている。

かっこいい、いかにも!なキムタクが木村拓哉が気になる人も、ご心配なく。刑事でありながら、ホテルマンとして潜伏捜査をしているので、必要以上の格好良さが排除されていていい感じに観るとこができる。そして何よりそんなことより、一癖も二癖もあるほかのキャストの存在が気になって、しかも、話はどんどんテンポ良く進んでいくのである。

ある殺人事件が起き、事件現場にはある暗号がおかれていく。その暗号から考えられるのは、次の殺人事件の場所はホテル・コステシア東京。

警視庁捜査一課の新田(木村拓哉)はフロントクラークになりすまし潜入捜査に乗り出す。新田の教育係である山岸(長澤まさみ)と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づいていく。

 

出演はほかに、小日向文世、渡部篤郎、松たか子、菜々緒、前田敦子などなどなど。キャストそれぞれの配置と役割は紹介できない秘密。

コメディーなような部分と事件部分とメリハリがついている。普段映画を観ない人も、観に行くきっかけになる映画だ。

長澤まさみが〝抜け感〟というか、 〝おとぼけ感〟がいい味を出している。

そしてまた、追記する。エンドクレジットは最後まで見てほしい。年一回放送される番組〝サンタク〟を見ている人は、この作品に明石家さんまが登場していることをご存知なはず。

クレジットの最後のある仕掛けとともに、よくご覧あれ。

 


『BACK STREET GIRLS ゴグドルズ』(試写会)

2019年02月03日 00時15分32秒 | Weblog

 

ポスター画像

原作はジャスミン・ギュのヤンマガKS刊「BACK STREET GIRLS」で、やくざがアイドルになるという、不思議でおばかな映画。

任侠映画に定評がある東映の映画で、任侠を元にした内容のもの。荒波を受ける東映のオープニングから、闘争シーン。本格的にくるのか?と思うのは最初だけ。

自分たちが暴走して、対抗する組とやらかしてしまった犬金組の若手ヤクザ・山本健太郎、立花リヨウ、杉原杏璃和彦の三人。社会のつまはじきだった彼らは、拾って面倒を見てくれた組長に恩義を感じている。
だが、不始末を起こしたさんには、稼げる!ということから、組長の思いつきで、アイドルを目指すことに。タイで性転換と全身整形をさせられてしまう。
見た目はバッチリかわいい女子に、しかし、中身はバリバリの男子のまま。葛藤を抱えたまま、「ゴグドルズ」としてデビューする!

極道のアイドルだからゴグドルズ。これから”極上のアイドル”へとなれるのか、前代未聞の物語が始まる。

キャストは男性女性での二人一役。山本健太郎(白洲迅)改めアイリは岡本夏美、立花リョウ(花沢将人)改めマリは松田るか、杉原和彦(柾木玲弥)改めチカは坂ノ上茜がそれぞれ演じている。
ほかには岩城滉一、桜田通、小沢仁志、大杉漣(友情出演)など。

ほとんど有名なキャストではない。そのためハチャメチャにできているはず。むしろ、先入観なく見ることができる。
おばかでアホや!と思うシーンが連続するが、ストレートな表現だけに、胸にささることも。

意外と面白かった…いい意味で。

エンドクレジットがすべて終わってからがオチ。笑いどころなので、絶対に席は立ったらだめ。早く出て行ったら、意味なしだ。

公開は2月8日