西加奈子の同名小説を映画化。3兄妹を吉沢亮、北村匠海、小松菜奈という若手実力派のキャストが演じる。
2年前に長男が亡くなったあと、父は家を出て行方不明となった。
次男は大学入学で家を出て、バラバラになっていた家族。
だが、年末に戻ると父から手紙があり、家族が集まることに…。
久しぶりの再会がしっくり来ない中、ある出来事が家族の緊張をほどく。
物語は北村匠海の語りで進む。子ども時代からのエピソードに、あるあるを感じる人もいそう。
舞台は大阪。関東色が強い中で、母を演じる寺島しのぶが関西のおばちゃんの強さを持って独走。そこに、父として永瀬正敏が静かに存在する。
それだけで、この作品は良作の香りが漂う。
国宝級イケメンの吉沢亮の顔が!!
北村匠海は濃いめの顔で迫り、小松菜奈は天真爛漫な末っ子を演じる。そして、そのスタイルの良さよ!
そして何より、犬のさくらが抜群の演技力を発揮するので注目だ。