監督の紀里谷和明は前2作の『CASSHERN』『GOEMON』でハリウッドに注目された。民族、宗教や国籍を越えたものとして描かれている今作の脚本に魅了され、映画化を決めたのは、カナダ人二人が脚本した「忠臣蔵」がモチーフになったもの。出演者は『クローサー』のクライヴ・オーウェン、『ミリオンダラー・ベイビー』のモーガン・フリーマンのほか、日本からは伊原剛、韓国からはアン・ソンギが参加し、国際色豊かなものとなっている。原題は『LAST KNIGHTS』。
戦士の時代が終わり、悪政が続く封建的な帝国。官僚たちの不正が横行していた。
後継者にライデンを指名したバルトーク卿は、権力欲の取りつかれた大臣にたてつく。反逆罪に問われたバルトーク卿は斬首による処刑を言い渡される。
一年後、気高い騎士たちは‘その日’がくるまで刀を捨て、身分を隠していた。主君バルトーク卿の仇を討ち、不正がはびこる権力へ報復するために。
評価が好みによる。場面が細かく切られ、次々と切り替わっていく。音楽も効果的?にずっとかけられている。そして画面がずっと暗い。カット割りが斬新??で迫力があるかもしれないが、ゆっくり確認しながらは観れない感じがした。
途中何度も、「これは忠臣蔵である」・・・と何度もいい聞かせて鑑賞した。「忠臣蔵」の登場人物を思い出しながら、ストーリーを想像しよう。
(大阪国際会議所にて試写、11月17日公開)