夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

Seiko Matsuda 2018コンサートツアー「Merry-go-roun’d」

2018年06月25日 14時45分56秒 | Weblog

(6月24日大阪城ホールにて)

まだツアーが続くのでセットリストは控えたいが、今年はメドレーの中に「未来の花嫁」(1982年発売アルバム「Candy」収録)があるのが特筆。なかなか歌わない曲で歌詞は復習しておいた方がいいかも。

大阪で地震災害があったばかりだが延期せずに開催された。MCでは地震被害を心配していたことを話していた。

構成はいつものとおり。

新しいアルバムから→アコースティックのコーナー→ヒットメドレー(時間の国のアリスからスタート)→アンコール

毎年、変わらない歌声とパワフルさ!

元気をもらって、楽しめた。

 


『羊と鋼の森』

2018年06月18日 12時30分05秒 | Weblog

第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説を映画化。

北海道育ちの外村直樹(山崎賢人)は、高校でピアノ調律師の板鳥宗一郎(三浦友和)の出会い、調律の世界観に魅せられ、調律師を目指す。

やがて、板鳥のいる楽器店の就職。ある日、先輩に同行した先で高校生の姉妹ピアニスト和音(上白石萌音)と由仁(上白石萌歌)に出会う。

山崎賢人は、繊細な役を演じきっている。これまでの学園もののイケメンキャラとは違う。朴訥とした役柄の今作のほうが自然だ。ピアノ音に合わせ、森を歩く姿が印象的。

予定調和なエピソード、展開ではあるが、それがゆっくり鑑賞できる要因ともなる。

ハンマーについているフェルト(羊)、ハンマーと鍵盤を繋げる鋼、そこから奏でられる音で創造する森の世界。華々しさはないが、美しい映像が誘う。

外村の先輩を鈴木亮平、その婚約者を仲里依紗がつとめ、楽器店の先輩を堀内敬子、光石研が演じる。他に、吉行和子、城田優など。

上白石姉妹は、映画でも姉妹役を演じている(背が低い方が姉)。姉の萌音は、自分と妹の才能の違いで、静かにもがき苦しむ場面がぴたりとはまっている。

監督は『orangeーオレンジー』でも山崎賢人と組んでいる橋本光二郎がつとめた。

蛇足だが、この作品を見て頭をかすめるのは、同じく本屋大賞を受賞した「蜂蜜と遠雷」(恩田陸著)のこと。作者は映画化に乗り気ではないとの噂も耳にするが、「羊と鋼の森」がこれなら、がぜん気になる。調律師の活躍が描かれている部分もある。ピアノと演者、自然を馳せるイメージ。楽しみになってきたけれども、どうか??

 

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『焼肉ドラゴン』(試写会)

2018年06月16日 20時16分15秒 | Weblog

“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる”という信条で大阪の片隅で小さな焼き肉店を営む韓国人亭主、龍吉(キム・サンホ)と妻の英順(イ・ジョンウン)。静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭みなみ)と一人息子の時生(大江晋平)の六人暮らし。故郷を無くし、戦争で左腕を奪われている。
店は常連客で溢れ、いつも賑やかな日常である。
1970年(昭和45)の高度成長期。大阪万博が催される時代に物語が展開する。

こどもたちそれぞれに問題を抱え、梨花の夫となる哲男(大泉洋)も静花とややこしい過去がある。
忙しく過ぎる日常にも、時代の波が押し寄せて、動き出す。

家族それぞれの未来は??

メインの家族の中には関西出身者はいない。だが、かなり上手な関西弁のセリフが飛び交う。両親を演じる韓国人俳優の二人も上手すぎるぐらいの関西弁だ。関西弁にどれだけ抵抗ないかが、この作品には重要だと思っていた。これはクリアしていて、わかりやすい。
そして、真木よう子は、ドラマよりも映画の方が向いている。
今回は他のキャストが強烈キャラで真木よう子はおとなしめ。長女の立ち位置。井上真央の役柄が強烈。

同名の舞台作品からの映画化だけに、めっちゃ舞台!と感じる場面が何ヵ所かある。途中で、芝居がかった演技が表れるが、それはわざとな演出なのかも。全体的に見ても、映画というより、舞台でした…という終わり方となっている。


原作の戯曲の作者と同様に、映画の脚本・監督も鄭義信がつとめた。鄭監督は今年60歳。還暦での映画監督デビューとなる。試写会では、発売60年となる関西ではお馴染みのお菓子“満月ポン”…大阪では有名なお菓子…が配られた。この満月ポンも映画のどこかで登場する。試写会の前に司会者が紹介していたので、ここでもお知らせ。

まだまだ、みんなが貧しく、ほしい物が手に入らなかった時代。どんな人だろうが、誰もが一生懸命、必死に生きていた。そんな時代の話。
そういうことが今はなくなってしまったのかも。という思いが刺さる。

美花の恋愛相手に、大谷亮平が登場するが、関西出身であり、韓国で俳優として活躍してきた人であるということを念のため。


(公開は6月22日、金曜日)

 

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