1980年5月の光州事件。昨年、光州事件そのものを描いた「光州5・18」が映画化されたが、この作品は光州事件をきっかけに心に傷を持ち、苦悩をいだいたまま生きる男の話。物語は、現在から過去に遡って進んでいく。重いテーマ、当時としてはまだ、禁断とも言える光州事件を扱った作品として話題となった。韓国映画の中でも、名作と言えるであろう作品の一つ。
イ・チャドン監督作品。
事業に失敗し、離婚。日々をだらしなく過ごしている男・ヨンホのもとに、見知らぬ男性が訪ねてくる。それは、ヨンホの初恋の人・スンニの夫だった。スンニは、病でいくばくもない命だった。
ヨンホは、荒んでしまった自分の人生を振り返る。そして、彼が最後に行き着いたところとは。
ヨンホを演じるのは、『シルミド』『オアシス』など多彩な役を演じているソル・ギョング。この作品でも、現代から時代を遡るという難しい演技をうまくこなした。
スンニにはムン・ソリ。ムン・ソリはこのころはまだ新人女優であるが、存在感は際だっている。
韓国の政治的な背景、急速な民主化が進んだ弊害が生み出した今日への問題が顕れている。
(1999年、韓国)
イ・チャドン監督作品。
事業に失敗し、離婚。日々をだらしなく過ごしている男・ヨンホのもとに、見知らぬ男性が訪ねてくる。それは、ヨンホの初恋の人・スンニの夫だった。スンニは、病でいくばくもない命だった。
ヨンホは、荒んでしまった自分の人生を振り返る。そして、彼が最後に行き着いたところとは。
ヨンホを演じるのは、『シルミド』『オアシス』など多彩な役を演じているソル・ギョング。この作品でも、現代から時代を遡るという難しい演技をうまくこなした。
スンニにはムン・ソリ。ムン・ソリはこのころはまだ新人女優であるが、存在感は際だっている。
韓国の政治的な背景、急速な民主化が進んだ弊害が生み出した今日への問題が顕れている。
(1999年、韓国)