夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『四十九日のレシピ』

2013年11月11日 11時29分48秒 | Weblog
 伊吹有喜原作の小説を『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督が映画化。NHKのドラマで和久井映美が主演した作品として記憶している方も多いだろう。

 母が亡くなり、夫にも裏切られた主人公が四十九日を過ごすうちに再生に向かっていくストーリー。
母が残したレシピには、四十九日には大宴会をしてほしいと綴られていた。
 
結婚しようがしまいが、子どもがいようがいまいが、人生の年表に空白はない…ということ。それぞれが人と関わって、目いっぱい生きてきた。そのことに気づかされる。どのように主人公が再び歩き始めるのか、ドラマとは違う結末。意見は、その立場でわかれるかもしれない。華美な装飾はないが、四十九日の大宴会のシーンはグッとくる。

 主人公を演じるのは『八日目の蝉』で数々の映画賞を受賞した永作博美、父親には石橋蓮司。浮気をする主人公の夫は原田泰造が演じる。ほかには、淡路恵子、二階堂ふみ、岡田将生などの個性的なキャストがそろう。二階堂ふみと岡田将生の切れっぷりがいい味を出している…グッドジョブ