なんばにある、りくろうおじさんのチーズケーキの店舗。その2階にある〝陸カフェ〟。ポットでの飲みものにチョコレートケーキ(オーダー式)に、りくろうおじさんのチーズケーキ…6分の1…がついたセット。お腹いっぱいになると残るケーキがお持ち帰りできる。ケーキは食べごたえあるし、店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくり過ごせる。セットで千円超えのプライスになるが、ゆっくりしたいときにぜひ。ソファー席もある。
東京の下町で町工場を営んでいた篤史・良子夫婦は、工場を閉鎖し北海道の美瑛にやってきた。娘の聡子は東京に残ったままである。そして良子は、持病の不安を篤史に言い出せないでいた。
ひたすら仕事をしてきた篤史にとって、何もすることがない美瑛での暮らしは退屈だった。そんなある日、良子は篤史に家を囲むに石塀をつくることを持ちかける。戸惑いながらも、良子に頭が上がらない篤史は塀を作り始める。知り合いの工務店が連れてきた少年が相棒だ。
かなり屈折している少年・徹は、なかなか口を開こうとしないが、ある日、夫婦は少年が彼女と一緒にいるのを目撃する。
夫婦が久しぶりにコンサートに出かけようとした日、家が空き巣に入られる。突然帰宅した良子は、犯人に襲われ負傷する。しかし、良子にとって最も悲しかったのは、夫婦がとても大切にしているものがなくなっていることだった。後半の展開で明らかにされるが、他人には価値はないが、夫婦にはかけがえのない宝もの。それが誰につながっていくのか…。
前半は、ものがたりの種が蒔かれる。後半は花が咲き、それぞれの花が摘まれていく感じ。どの花も余さず摘まれるのでスッキリする。大掛かりな仕掛けなんてないが、コツコツと生きているとやがて光はあたってくる。邦画の良心のような作品。
2004年に出版され、翻訳本としては異例のロングセラーを続けているエドワード・ムーニーJr.の「石を積むひと」が原作。劇中歌はチャールズ・チャップリン作曲でナット・キング・コールが歌う「スマイル」。
佐藤浩市と樋口可南子が夫婦役。その娘には北川景子。また、若手注目株の野村周平、杉崎花、ベテランの吉田羊、柄本明が出演している。監督は『釣りバカ日誌』の朝原雄三。北海道の美しい自然と四季の移ろいにも注目したい。美瑛を観光したことがある人は懐かしい光景を見ることができるだろう。
(6月20日公開)
ひたすら仕事をしてきた篤史にとって、何もすることがない美瑛での暮らしは退屈だった。そんなある日、良子は篤史に家を囲むに石塀をつくることを持ちかける。戸惑いながらも、良子に頭が上がらない篤史は塀を作り始める。知り合いの工務店が連れてきた少年が相棒だ。
かなり屈折している少年・徹は、なかなか口を開こうとしないが、ある日、夫婦は少年が彼女と一緒にいるのを目撃する。
夫婦が久しぶりにコンサートに出かけようとした日、家が空き巣に入られる。突然帰宅した良子は、犯人に襲われ負傷する。しかし、良子にとって最も悲しかったのは、夫婦がとても大切にしているものがなくなっていることだった。後半の展開で明らかにされるが、他人には価値はないが、夫婦にはかけがえのない宝もの。それが誰につながっていくのか…。
前半は、ものがたりの種が蒔かれる。後半は花が咲き、それぞれの花が摘まれていく感じ。どの花も余さず摘まれるのでスッキリする。大掛かりな仕掛けなんてないが、コツコツと生きているとやがて光はあたってくる。邦画の良心のような作品。
2004年に出版され、翻訳本としては異例のロングセラーを続けているエドワード・ムーニーJr.の「石を積むひと」が原作。劇中歌はチャールズ・チャップリン作曲でナット・キング・コールが歌う「スマイル」。
佐藤浩市と樋口可南子が夫婦役。その娘には北川景子。また、若手注目株の野村周平、杉崎花、ベテランの吉田羊、柄本明が出演している。監督は『釣りバカ日誌』の朝原雄三。北海道の美しい自然と四季の移ろいにも注目したい。美瑛を観光したことがある人は懐かしい光景を見ることができるだろう。
(6月20日公開)
演目
「狸の賽」桂 團治郎
「青菜」桂南天
「あくびの稽古」桂 南光
ー中入ー
「七段目」桂 南天
「百年目」桂 南光
「南光こごろう親子会」のころから鑑賞している落語会である。
「百年目」は、先ごろ亡くなった桂米朝師匠の18番のひとつ。南光さんの努力もあってか、南光さん独自の口調の軽妙さあふれるしゃべくりになっていた。「七段目」は南天さんにピッタリでワクワクしてきくことができた。
(サンケイ ブリーゼにて)
「狸の賽」桂 團治郎
「青菜」桂南天
「あくびの稽古」桂 南光
ー中入ー
「七段目」桂 南天
「百年目」桂 南光
「南光こごろう親子会」のころから鑑賞している落語会である。
「百年目」は、先ごろ亡くなった桂米朝師匠の18番のひとつ。南光さんの努力もあってか、南光さん独自の口調の軽妙さあふれるしゃべくりになっていた。「七段目」は南天さんにピッタリでワクワクしてきくことができた。
(サンケイ ブリーゼにて)