原泰久の大人気漫画をえいそした2019年の映画『キングダム』の続編。
時代は紀元前の春秋戦国時代の秦。天下の大将軍になることを夢にもつ戦災孤児・信(山崎賢人)は、弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・嬴政(えいせい・吉沢亮)と出会い、河了貂(橋本環奈)や山の王・楊端和(長澤まさみ)などの力を借りて嬴政の玉座奪回に成功した。
その半年後。
隣国の魏が秦への侵攻を開始。嬴政の号令の下、蛇甘(だかん)平原で軍を起こす。
歩兵として戦場へ出向いた信だが、同郷の尾兄弟や頼りなさ気な伍長と子どものような風貌で哀しげな目をした謎の人物・羌瘣と共に、5人組を組むことに。
信が配属された隊の大将・縛虎申(ばくこくしん)は、無謀な命令を下す。秦の総大将からの援軍が来ないまま、戦は秦が不利になっていく。
前作に続き監督は佐藤信介。映画の中身のほとんどは戦闘シーンである。特に今作は、人気キャラクターの羌瘣を清野菜名が演じていて、そのお披露目感が強かった。華麗というよりは、力強さが勝る。
まだ続きがあるので、そのつなぎの章というところの内容と思われた。
そしてこの作品、高嶋政宏や満島真之介などのこれまでの出演陣のほかに、最後の最後に呂不韋役で佐藤浩市が登場してきたので、さらに脇役がものすごい豪華俳優!! 主演の山崎賢人は細い感じが消えて強さが出てきた。
エンドロールの後、‘’Ⅲ‘’の予告編があるので本編が終わってすぐに座席をたたないようにしたい。