夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「最高の人生の見つけ方」

2008年05月21日 22時27分01秒 | Weblog
 自分なら、余命を宣告されたら何をするのか、したいのか。それとも、何もしたくないのか。納得して人生の最後を迎えることができるか??は、永遠のテーマであろう。
 死生観については、キリスト教が根付いているアメリカとそうではない日本とでは、考え方が違うなぁ、と思うところはある。
 余命6ヶ月と宣告された大金持ち・エドワード(ジャック・ニコルソン)と実直な自動車整備工・カーター(モーガン・フリーマン)は病院で同室となり、間もなくかけがえのない友となる。そして、二人は『棺おけに入る前にやりたいこと』のリストをつくり、夢を叶える旅に出る。
 アカデミー賞俳優二人の共演で、それだけでも興味深いが、自由に生きてきたエドワードが、教会で演説するシーンに注目してほしい。

「春よこい」(試写会)

2008年05月16日 19時40分40秒 | Weblog
 『オリオン座からの招待状』で美しい映像と細やかな人間の感情を描いた三枝健起監督の新作。
 昭和が終わりかけのころ、愛する家族を守るために、こころならずも殺人を犯してしまった父・修治(時任三郎)は、そのまま逃亡してしまう。父の逃亡から4年が経ち息子のツヨシ(小清水一輝)と妻の芳枝(工藤夕貴)は修治の帰りを待ち続けている。9歳の息子・ツヨシは交番前に張り出された指名手配犯の写真に手を伸ばす。「父ちゃんの顔、忘れそうやもん…」ツヨシのそんな姿は新聞記者・岡本(西島秀俊)は写真におさめ、感動を呼ぶ記事とした。しかし、事件をむしかえしたことで、忘れかけていた人々に記憶を呼びさましてしまう。
 この家族に、春は訪れる日はくるのだろうか。
 ラスト近く、明け方に暗い家の中から明るい海の景色を見ながら夫を見送る妻の後ろ姿。その明と暗が妻の心の不安さや空虚さが出ているすばらしいシーン。 舞台は佐賀県唐津市呼子。その美しい海の景色と、よき昭和の時代を感じることができる。ハリウッドでも評価の高い工藤夕貴が、力強い『昭和の母』を演じている。
 出演は他に、吹石一恵、犬塚弘、高橋ひとみ、宇崎竜童など。

「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」

2008年05月15日 10時15分18秒 | Weblog
 巨匠・黒澤明監督作品を「日本沈没」「ローレライ」樋口真嗣監督がリメイク。松本潤や長澤まさみなど若手人気俳優を起用し、VFXの特撮に定評のある樋口監督が、時代劇をどのように描くのか注目作。
 秋月の国が隣国である山名に攻め落とされた。秋月は富の国だったが、大量の軍資金と跡継ぎてある姫の姿が忽然と消えていた。
 秋月の姫は男装し、秋月の侍大将である六郎太と同盟国の早川に逃げ込む、危険な旅に出ていた。二人はそこで山の民・武蔵(たけぞう)と出会う。
 映画は楽しくあるものという、エンタテインメントの性のあるものになっていると言える作品。