夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「手紙」(DVD)

2009年09月19日 18時28分10秒 | Weblog
 チェ・ジンシルとパク・シニャンという韓国2大スターの共演。その二人が韓国ラブストーリーの王道とも言える悲恋ものを演じている。12年前に公開され、話題となっていた作品。
 
 大学院生のジョンイン(チェ・ジンシル)は、京江(キョンガン)駅で植物研究所に勤務するファニュ(パク・シニャン)と出会う。強く引かれ合った二人は結婚。しかし、間もなくしてファニュが悪性の脳腫瘍に侵されていることが判明する。
 ファニュが余命いくばくもないと知り、打ちひしがれるジョンイン。だが、二人でずっと一緒にいたいと願いながらも、ファニュは亡くなる。
 そしてファニュの死後、ジョンインにファニュからの手紙が届く。
 ストーリーは単純。それだけに、主演二人の演技力でどれだけ物語に引きつけられるのかというのがポイント。だが、若くして大スターになった俳優たちであるだけにさすが。愛し合う夫婦の日常を、大仰ではなく゛静かな演技゛で見るものを物語に引き込む。無理に泣かそうとしていない分、涙を誘う。パク・シニャンの不器用だが、一生懸命に妻を愛そうとする姿も見逃せない。
 言われなき誹謗中傷を受け、2008年10月2日に自ら命を絶ったチェ・ジンシルの若い頃の名作の一つ。惜しい存在を亡くしてしまった

「偉大なる遺産」(DVD)

2009年09月18日 00時26分44秒 | Weblog
 天敵のチャンシクとミヨンはプータロー。そんな二人がある日、言い争いをしていたところ、車に引かれた老人が、その加害者によって車に引き入れられるのを目撃する。翌日、交通事故目撃者に500万ウォンを与えるという横断幕を見つける。大金ゲットをもくろむ二人だが…。
 次々と不幸な事件に巻き込まれるチャンシクとミヨン。ストーリーはラストに向けて意外な方向へ展開するが、すっきりとした気分で終わる。コメディに定評があるイム・チャンジョンとキム・ソナの共演。二人の小気味いいやりとりが見どころ。ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で女性から絶大な支持を得たキム・ソナだが、それまでは映画でコメディという分野で実力を磨いてきた。今作は、その実力の一端が垣間見れる作品である。
(2003年、韓国)

「ココ・アヴァン・シャネル」(試写会)

2009年09月16日 00時00分58秒 | Weblog
 世界で有名なブランドの一つであるシャネル。人を美しく見せる、華やかな世界にあって、シャネルその人の人生は華やかなものばかりではなかった。今作は、『シャネル』が有名ブランドになるまでの若き日の話を描いている。
 母が亡くなり、父に見捨てられ、田舎の孤児院で育ったシャネル。そして、姉とシャネルは、地方のキャバレーで歌手になることを目指すが、夢破れ、仕立て屋の奥で針子として過ごす。そんなときに、ある将校と出会い愛人となったことから、ココ・シャネルの人生は動き出す。キャバレーの歌手、帽子デザイナー、そして、一流ブランドを作り上げ、成功をおさめる。
 シャネルは、コルセットや動きの悪いファッションを嫌い、当時のファッション界ではおおよそ考えられないスタイルを作り上げた。だがそのファッションは、窮屈な服から女性を解放することとなり、女性の社会進出を後押しすることにもなった。
 ファッションやブランドのことには興味がなくても、100年前の女性の生き方や価値観、社会背景が伝わってくるので、人間ドラマとして十分楽しめる作品となっている。
 主演は『アメリ』のオドレイ・トトウ。ハリウッド映画の時とは違って、ここは、さすがの実力を見せつける。

「ノーボーイズ、ノークライ」

2009年09月11日 23時10分44秒 | Weblog
 ヒョングは゛運び屋゛で、釜山から小さなボートで゛何か゛を運んでいる。一方、亨は日本の山口でヒョングから荷物を受け取っている。それを二人で密輸組織の゛おじさん゛に運んでいるのだ。
 あるとき、ヒョングに一人の女性を日本に運ぶように伝えられる。しかしそれをきっかけに、二人は事件に巻き込まれていく。そして、友情が芽生えていくが…。
 途中までは先のストーリーの展開が楽しみだったのだが、最後は物足りなさ残している感じた。
 韓国の実力派俳優ハ・ジョンウと日本の人気俳優・妻夫木聡の共演が話題。妻夫木聡の韓国語のセリフも話題となっている。劇中で、主演二人がカラオケで『アジアの純真』をデュエットしているが、そこはチェック事項である。
 監督は韓国の俊英、キム・ヨンナム。脚本は『ジョゼと虎と魚たち』の、渡辺あや。