夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

東京国立近代美術館「棟方志功展」

2023年11月28日 08時46分13秒 | Weblog

 

写真撮影がほぼOKだったので、たくさんの撮影したうちのほんの一部。

ゴッホの“向日葵“を見て、自分もゴッホになると始めた絵画。それは版画を超えて板画と

なり、その個性は突出していく。ハガキ、襖、板などいろいろなものに描かれた作品を堪

能できる。

ゴッホになりたいといいながらも、モネのような印象画も手掛けていた(この影響も受け

ていた)。

ゴッホになりたいと願った世界のムナカタ。そのお墓は、ゴッホの墓にそっくりなものだ

という。

 

 ☆草野心平の詩を赤富士をモチーフに板画

 ☆屏風絵

 ☆襖絵

 

気が付いたら、時間が思ったより過ぎていて、あっという間の異世界空間だった。

開催は12月3日(日)まで。

 


MONE KAMISHIRAISHI “yattokosa“ Tour 2023

2023年11月26日 20時52分02秒 | Weblog

東京国際フォーラム ホールAにて(東京2日目公演11/25)

かねてより、上白石萌音のコンサートは「一人ミュージカル」と言ってきた。

女優として歌詞を表現するため、表情をコロコロと変えて歌う。今回はその特徴が

如実に出ていた。

セットリストはすべて挙げないが、まずは

「ミルクとシュガー」からスタート。6曲後、恋愛映画の主題歌、次に超人気アニ

メのヒロインバージョン、ニュース番組のエンディングテーマだったものと続く。

個人的に恋愛映画の主題歌はとても好き。この曲と超人気アニメ曲は、主人公も高

校生から大人になっているんだろうなと感じながら聴いていた。

 

後半はご当地ソングコーナーとして、藤原さくらが登場。上白石萌音と藤原さくら

は大親友で、登場とともに雑談が始まる。そこから、藤原さくらの曲に上白石萌音

が詞をつけた「きみに」と新たに上白石のために書き下ろした「瞬き」を。ここで

「いい曲だよねー」と上白石が言うと藤原さくらは、「権利を全部あげるよ」と発

言し、「大人の人、聞いてますかー」と上白石は返していた。それぐらいの関係だ

ということ。

 

藤原さくらが引いたあとは、さだまさしデビュー50周年トリビュートアルバムに参

加して歌った「秋桜」を。

と、きて。ここから!!!!!!

 

前日までの“劇場コーナー”改め“シアターコーナー”←本人が言うので。

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のスタッフが手がけたドラマ「探偵ロマンス」~

叶わぬ夢、ミュージカル「ジェーン・エア」~自由こそ、大好きだというディズニー

映画~Part of your world←原曲の英語。ディズニー100周年でこの作品がまた注

目されて、こんな歌詞もあったんだと思ったと本人は語る。が、全編英語歌詞

の3曲。これが!!!このコーナーが、本当にミュージカル過ぎて震える。古い時代

の日本から古い時代のイギリス、海の底への舞台となった。この部分は照明演出も素

晴らしかった。「自由こそ」は主人公さながらに動き、目線の移動、と演じながら歌

う。ミュージカルさながら。圧巻だった

 

で、ラストへ向かう4曲であんな曲や「君の名前」があり、いきものがかりさん曲が

ラスト。締めに向けてひっそりと盛り上がっていく。「君の名前」…本人の両親が名

前につけた思いや、カムカムエヴリバディで本人が演じた役が子どもにつけた名前の意

味や思いがだぶる、いい歌。

アンコールは新曲の「ひかりのあと」とコンサートでは定番となった「懐かしい未来」。

自由に声出しができなかった時を経て「懐かしい未来」を観客のみんなと歌うのが夢だ

ったようだが、観客の一人としては上手すぎて、入っていけないと感じた。

ロック、ジャズ、歌謡曲なんでも器用にこなす。声にこれという特徴があるわけでは

なさそうだが、だからこそ何者にでもなれるのではないか?

恋愛ドラマで知る人が多くなったが、この人の魅力は舞台。生で鑑賞してこそ伝わる。

 

ということで、わかる人にはわかる。わからない人にはまったくわからない。共感で

きる人にはできる出来ない人にはまったくできないブログの内容となっております。悪

しからず

この日でコンサート日程は折り返し。あと4公演ー山口、熊本、大阪(堺)、愛媛(松

山)と続く。

MCでは“上黒石萌音”が出ていたことも記しておく。

★数時間後ファンの間では、京本大我と松村北斗が関係者席にいたという情報が回ってい

たが、当方は2階席で確認できていない。また、カムカムエヴリバディで上白石萌音の母

役だった西田尚美と本当の上白石家(上白石萌歌も含む)もいたもよう。

会場には老若男女が訪れていた。そして、会場を出る際はお客様すべてに”特茶“が配られ

ていた。ミノンさんからもサンプルが全プレされている。

★会場アナウンスもいつもどおり本人が行っている。

 


『法廷遊戯』

2023年11月12日 21時00分02秒 | Weblog

ロースクールに通うセイギこと久我清義(永瀬廉)と同じ学校で法律を学ぶ織本美鈴

(杉咲花)。

二人の同級生たちは、天才・結城馨(北村匠海)が行う「無こゲーム」と呼ばれる裁

判模擬を開いていた。

2年の時が経ち、弁護士となった清義の下に馨から「無こゲーム」を久しぶりに行うと

連絡をもらう。現地へ行くと、そこには息絶えた馨と真っ赤な血の付いた服を着て、ナ

イフを持つ美鈴がいた。美鈴の弁護を引き受けることになった清義は、それを機に独立

する。

裁判が進むたびに明らかになっていく。三人にはそれぞれに過去があり、事態が二転三

転していく。そこに隠された真実とは?馨が裁判で明らかにしたかったこととは?

 

後半になるほど「永遠の仔」を思い出していた。三人が出会うきっかけが違ったら、も

っと夢のある日々があったであろう、と。

そして、普段は大きな声を出して叫ぶことなどないであろう杉咲花。この人の壊れた演

技は突き抜けている。「夜の観覧車」の時といい、秘めた狂気をもつのが本当にうまい。

どのように展開して、狂気の独壇場となるのかに引きつけられる。

それを踏まえて、同世代三人の演技競争を楽しみたい。

 

第62回メフィスト賞を受賞した五十嵐律人の原作を映像化。監督は『神様のカルテ』の

深川栄洋。

ロースクールの教授・奈倉を柄本明。セイギの過去を知る弁護士は生瀬勝久が務めた。

出演は他に、戸塚純貴、黒沢あすか、筒井道隆、大森南朋。

主題歌はKing&Princeの「愛し生きること」。