夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『春待つ僕ら』

2018年12月30日 22時23分19秒 | Weblog

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バスケットボールの部活と恋愛を描いた王道の青春もの。
今の若い人たちがどれだけクラブ活動をしているのかわからないが、一昔まえならちょっと酸っぱいこの感じがあるあるな感じではあるのだが。

ひとの輪の中に入っていけず、いつも“ぼっち”だった美月は高校生入学を気に“脱ぼっち”を目指すが、なかなかうまくいかない。そんなとき、美月のバイト先に校内の男子バスケ四天王が突然現れる。『大事なものがきっとみつかる』と美月を励ます永久。

自分の気持ちと向きあえるようになったころ、美月の前に、幼なじみの亜哉と再会する。亜哉は、高校バスケ界の希望の星となっていた。
亜哉は『僕の気持ちは変わらない』と美月に告白。

そして、全国大会で永久と亜哉が対戦。すべてを賭けた勝負が始まる。

美月には土屋太鳳。四天王のひとり永久には北村匠海が配され、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友というキャスト。監督は『ROOKIES-卒業-』の平川雄一郎がつとめた。
主題歌は土屋太鳳と北村匠海のユニット“TAOTAK”。

主役たちは見慣れた感じとなっているが、美月のバイトの先輩である泉里香と同級生の佐生雪がいい雰囲気でもりあげている。


『アリー/スター誕生』(試写会)

2018年12月14日 09時07分48秒 | Weblog

ポスター画像(12月21日公開)

 

何度もリメイクされている作品。

歌手を夢見るアリーだが、自分に自信がなく、諦めかけていた。そんなとき、有名ミュージシャンのジャクソンと出会う。

シンプルで、ベタベタなアメリカンな映画である。
芸能界は光と闇がある。明と暗ではなく、光と闇なのだ。

イベントで派手な衣装でやってくるイメージのあるレディー・ガガ(個人的意見)。
満を持しての俳優デビューである。
しかし、
ガガ!ガガ!!ガガ!!!が、すごいことをやってくれている。冒頭の歌「ラヴィ・アン・ローズ」から心をわしづかみにされる

そして、
圧巻!とかじゃない言葉の何か。それを越える何か
ラストシーンをぜひ、観てほしい。聴いてほしい。

主演と監督は『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパー。ラストシーンでの無駄を省いた演出が素晴らしくて、初監督とは思えない。本編に流れる興味がはほぼガガが手掛けたもの。それも必聴の価値あり。また、ブラッドリー・クーパーの演奏と歌唱もすごいのだ。

バーブラ・ストライサンドで作品を知っている人もぜひ。


『母さんがどんなに僕を嫌いでも』

2018年12月03日 10時49分33秒 | Weblog

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プライドが高く、第三者に人当たりはいい(いい人を演じられる)が、子どもを愛することができず、虐待してしまう母親。虐待されても、施設に入れられても母親の好きでいたいと思う息子。

17歳で家を飛び出し、1人で生きていたがタイジだったが、友人の言葉に動かされ、母と向き合う覚悟をする。

母への愛を伝えるため、タイジは母に立ち向かっていく。

 

複雑に入り乱れる感情を抱えながら、もがきながらも、必死に生きようとする親子の物語。小説化・漫画家の歌川たいじの同名コミックエッセイが映画化された。

単に毒親が一方的に虐待するという目線ではなく、なめていると最後にドンとやられる。タイジを演じるのは若手実力派の太賀、その母・光子を吉田羊が演じる。森崎ウィン、白石隼也、秋月三佳、木野花らが脇を固めた。監督は『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の御法川修。

太賀と吉田羊の演技力に圧倒されて、引っ張られて、見入ってしまう。特撮などはない。ただ、これも映画。良質の邦画である。