夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『at Home アットホーム』

2015年08月31日 08時57分36秒 | Weblog

竹野内豊主演の作品で、血のつながりのない擬似家族の話である

父さんは泥棒をしながら生計を立てている。母さんは結婚詐欺師。子どもは三人いるが、それぞれにわけあり。しかし、平穏で穏やかに暮らしていた。

そんなとき、家族がある事件に巻き込まれる。そして、家族の行く末とは・・・。

 

犯罪はもちろんよくない。犯罪は犯罪であるが、家族の形はいろんなものがあってもいいのではないか。正解はない。それぞれに心の拠り所があれば・・・。それが幸せなら・・・。

ただ、地域が取り組まなければならない問題はある。都合のいい人の寄り合い所帯になるのではなく、本来目を向けないといけないことと向き合ってはどうか。

頭の中がお花畑な地域の偉い人に見てもらいたいものだ。

 

簡単に感想を言ってはいけない作品だと思う。タイトルはアットホームだがコメディー色はなく、重い映画。だが、観たいと思う人はいるはず。

父さんを演じる竹野内豊のほかに、母さんには松雪泰子。長女には、活躍めざましい黒島結菜。

ちなみに、製作にヨシモトが絡んでいるようなので、お笑い芸人が重要な役どころで出演しているが、役者に慣れているメンバーなので違和感なく鑑賞できよう。

監督は蝶野博。原作は本多孝好の「at Home」。


舞台『七人ぐらいの兵士』

2015年08月25日 09時23分13秒 | Weblog

 

 

 

グループ15年、今回は初演からの再演となる

作・生瀬勝久、演出・水田伸生(日本テレビ)。本格的に明石家さんまが舞台に参戦するきっかけとなった作品。

物語の舞台は、中国大陸のある戦地。当時実在した戦地慰問団‘わらわし隊’をモチーフにしている。

大阪出身者ばかりが集められた部隊。部隊には‘爆笑王’と言われた伝説の人物がいると噂される。そんなとき、戦地に慰問団がくるという情報が入り・・・。

 

 

兵長には生瀬勝久、上等兵に明石家さんま、部下には山西惇、温水洋一、八十田勇一、中村有二、恵俊彰(Wキャスト)という初演のキャストが揃った。

また、初参加が『PRESS~プレス~』だった中尾明慶(Wキャスト)と、映画『ALLWAYS三丁目の夕日』に出演していた須賀健太が参加している。ヒロインには、内田有紀。

明石家さんまは、自身が主催するコント舞台では、アドリブを次々と繰り出し、上演時間を延び延びにしてしまうことで有名??

最上の笑いを求め続けるがゆえの結果なのだが・・・。

この作品は、脚本が生瀬。自分の本どおり、時間どおりに進めたい生瀬と、そうはさせじとするさんまのアドリブ攻勢が抱腹絶倒

爆裂に笑わせて、泣かせる。この落差にやられる

温水や山西もさんまとは何度も共演しており、気心が知れているぶん、いじられる。

これは、いい作品だあ。

「死にたくないんじゃない。生きたいんや」の台詞が最後にずしんとくる。若葉みぎ・ひだりという漫才コンビ・・・本当は若葉ライト・レフト。この時代、敵性語は使えず、こんな名前に変更された。本人たちの思いが、ラストの名シーンとなる。

(シアターBRAVA!にて)