夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『最初の晩餐』(DVD)

2020年04月06日 10時53分49秒 | Weblog

最初の晩餐のイメージ画像1

 

 父と家族の時間を取り戻す姿を、主演の染谷将太目線で描いた人間ドラマ。

ある日、父(永瀬正敏)の東日登志が亡くなり、カメラマンの鱗太郎は葬儀のために故郷に戻ってきた。姉の美也子(戸田恵梨香)家族や親戚らも集合していた。

通夜の準備をする中、母(斉藤由貴)・アキコが〝通夜ぶるまい〟の弁当をキャンセル。手料理で出していくという。

親戚らは、どんな料理が出るものかと、面白半分に語り、子どもたちも憤慨するが、出てきた料理は卵焼きだった。鱗太郎は、それが初めて父が作ってくれた料理であったことを思い出す。

その後も、母が作る手料理を食べていく中で、家族の思い出が浮かびあがっていく。

そして、母が語る夫婦の真実とは。

 

家族の距離が微妙なのは連れ子同士の再婚だから。この距離感が絶妙。母役が斉藤由貴であることのポイントが高い。こんな役ができるのはこの人だからこそ。

ラスト近くに兄のシュン(窪塚洋介)が合流。彼もまた独特の雰囲気を放つ。

『最初の晩餐』が〝最後の晩餐〟という。心をつかまれるタイトルだ。