夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

ジュネ監督来日

2005年03月29日 21時47分41秒 | Weblog
 映画「ロング・エンゲージメント」の原作はセバスチャン・ジャプリゾの小説「長い日曜日」。
「第一次大戦には思い入れがあったし、20世紀初めのパリを再現するのも魅力だった。強い意志を持ったマチルドにもひかれた」とジャン・ピエール・ジュネ監督。原作の骨格はそのままに、マチルドをおまじない好きに仕立て、飛行船が爆発するスペクタルなどのエピソードを加え、時間軸を前後させて筋立てを複雑に。
 フランスの映画だか、今回の作品は米の大手であるワーナーが出資している。「ワーナーからは100%の自由を得た。CGの技術も塹壕のセットも、必要なものはすべてそろっていて、好きなように撮影できた」「満足してぼけてしまいそう」と、ジュネ監督は語っている。

3月29日、毎日新聞より夕刊より抜粋

フランス映画「ロング・エンゲージメント」

2005年03月25日 23時19分58秒 | Weblog
 ちょっと変わったミステリーのラブストーリー。恋人が戦死したという知らせが入るが"ひらめき"で恋人は死んでいないと信じ、真実を探し出す女性の話。人間関係が複雑におりなす、その真実とは?
戦争のシーンなど迫力ありすぎ(>_<)、観るにはつらいところも…。ストーリーは笑うのと深刻なのと難しい面も…。しかし、自分の気持ちを信じて恋人を探しだそうとするエネルギーと力強さを主演のオドレイ・トトウは見事に演じている。

ソフトな色彩の「夫婦善哉」

2005年03月17日 21時06分38秒 | Weblog
 「夫婦善哉」は何度も舞台化されてきた名作だが、今回は藤山直美・沢田研二の人気の顔合わせ。 「しっかり者の妻が夫を養ってお尻をたたく話だと思われるのは嫌なんです」。上演前、藤山はそう話していた。確かに夫婦善哉は大阪の「強い女と頼りない男の物語」だとシンプルに説明されがちだ。だが、織田作之助の原作はもっと複雑な色合いを帯びている。
 今回の蝶子・柳吉が残す印象は、もっとソフトだ。沢田が演じる柳吉は、ぐうたらだが蝶子への愛情をきちんと表現する。そこには、世間体や競争から自由な男の素直さが漂う。藤山が演じる蝶子にも柳吉への愛情がにじみ、2人はやがて落ち着いた夫婦像へと成熟していく。
 愛情物語の色彩が強まれば、悲哀の部分はどうしても薄まってしまう。だが、現代では2人をそのように造形しなければ、夫婦を維持する意義が理解されにくいかもしれない。原作は同じでも微妙に色彩を変えていく舞台は、さまざまなことを考えさせてくれる。
―毎日新聞3月17日夕刊、~畑 律江の舞台はおもしろい~より抜粋。


レーシング・ストライプス

2005年03月13日 17時03分22秒 | Weblog
 「レーシング・ストライプス」を11日、御堂会館の試写会で鑑賞。
実際は、シマウマはサラブレッドには走れないけれど、もしかしたらサラブレッドになりたいと思っているシマウマもいるかも??
どんな動物も人間も差別なく、共存していくことができれば争いは起こらないということですね。

火火(ひび)

2005年03月07日 15時23分42秒 | Weblog
 息子を骨髄性白血病で亡くした陶芸家・神山清子。その活動が骨髄バンク創設に至った。彼女と彼女を取り巻く人たちの交流と神山氏の陶芸家としてのあり方を描いた物語。
 脚本・監督は高橋伴明は手がけ、神山氏を田中裕子が演じている。
 今作で、高橋監督は母子の深い愛情を描きながら、母のやさしさとは何かにも問いをなげかけている。母その人の生き方をとおして、生きることの大切さを伝えようとしている。 高橋監督も円熟期を迎えたか??
(動物園前シネフェスタにて)