夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

単なるボクシング映画では終わらない「ミリオンダラー・ベイビー」

2005年05月31日 22時38分11秒 | Weblog
 クリント・イーストウッドが「許されざるもの」以来となる2度目のアカデミー作品賞と監督賞を受賞した話題の作品。
 家族の愛に見放された女性ボクサー・マギーと実の娘から縁をたたれて、心に隙間ができてしまったトレーナー・フランキー。マギーはフランキーの経営するジムにやってきて、フランキーにトレーナーになってほしいと頼み込む。女性ボクサーはいらないと断るフランキーだったが、マギーは熱心に練習に通いつめていた。そして、フランキーはマギーのトレーナーとなり、厳しい練習をこなしていく。チャンピオンを目指すことで、フランキーに認められようとするマギー。それは、マギーとフランキーの愛の形でもあった。
 「ミリオンダラー・ベイビー」は、師弟愛・人間愛を描きながら深いラブストーリーへとつながる。そのストーリーの深さに驚かされる仕掛けが用意されている。
 マギーにヒラリー・スワンク(アカデミー最優秀主演女優賞)、フランキーを支え、ジムの補佐をする男にモーガン・フリーマン(アカデミー最優秀助演男優賞)。

まるで飛んでいるよう…

2005年05月30日 23時15分44秒 | Weblog
 昨日の日本ダービーで、ディープインパクト(武豊騎乗)が圧勝!皐月賞の時もそうだったが、スタートで失敗するも、走り出したらとまらず。単勝で1・1倍という圧倒的な一番人気だった。このまま菊花賞へ一気!本当に強かった!! 私としては、シックスセンスが3番目に入ったのが残念でした。シックスセンス…映画のタイトルと同じですが、私の第六感は働きませんでした。

真実の平和の為に戦う「キングダム・オブ・ヘブン」

2005年05月28日 18時08分16秒 | Weblog
 イスラム教とキリスト教の聖地・エルサレム。この地をめぐっては、古来より争いが続いている。 12世紀のエルサレム。妻子を亡くした鍛冶屋のバリアンは、勇敢な騎士だった父の跡を受け継ぎ、真の゛平和゛を成し遂げる為にエルサレムへと向かう。
 幾多の困難を乗り越えてエルサレムの父の領地にたどりついたバリアンは、懸命に働き、民衆の心を掴む。またそこでは、エルサレム王・ボードワン4世の妹である王女・シビラと恋に落ちる。だが、シビラには夫がいた。ボードワン王は病気を患っていたが、残り少ない人生をエルサレムの為に捧げようとしていた。王は、バリアンには指導者としての資質があることを見抜いていた。王は、バリアンを自分の後継者にとも考えていたのである。バリアンは、実在の人物だが、地位も名誉もなく、あまり知られてはいない。歴史スペクタルでありながら、主人公に人間的な雰囲気があるのは、その人物像にあるからかもしれない。
 ボードワン4世が亡くなり、サラセンの指導者サラディンが、エルサレムに攻めてこようとしていた。王となったシビラの夫、ギーは野望のある男だったが、まんまとサラディンの罠にはまり、捕まってしまう。そして、いよいよバリアンはエルサレムの為に立ち上がる。
 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのレゴラス役で、一躍スターダムにのし上がったオーランド・ブルームの単独での初主演。人気俳優となった彼の真価が問われる作品が、この「キングダム・オブ・ヘブン」である。監督は、「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット。生々しい戦闘シーンを迫力ある映像で描きながらも、様々な人間模様を織り交ぜることで平和へのメッセージを告げる作品となっている。

過酷な運命が待ち受ける「スカーレットレター」

2005年05月27日 00時12分42秒 | Weblog
 出世街道をひた走る刑事ギフンは、妻のスヒョンと幸せな家庭を築く一方で、妻の高校時代の友人であるカヒを愛人にし、情熱的な日々を送っている。
 写真館の主人が殺され、第一発見者の妻が疑われる。その妻は、妊娠するたびに中絶していることをギフンたちは聞き込みで知ることになる。また、ギフンは妻が妊娠していることを知り病院へつきそうが、妻は妊娠するたびに中絶していたことを耳にしてしまう。そして愛人のカヒも妊娠していたのだった。
 写真館店主の殺人事件が解決に向かうが…。
 カヒの誕生日、ドライブの途中でふざけながら車のトランクに入り込むが、鍵がなく、閉じこめられる。そこには、悲しい物語が待ち受けといた。
 韓流映画はやりの純愛路線ではなく、複雑で人間の泥臭さを描いた作品となっている。殺人や愛憎のシーンでは過激な描写もあり、つらく感じるところもあるかもしれない。
 主演は「八月のクリスマス」「シュリ」のハン・ソッキュ、その妻にソン・ヒョンア、愛人にイ・ウンジュ。
 イ・ウンジュの自殺には様々な噂が飛び交っていたが、理由はともあれ、若い才能が散ってしまったことは残念であると言えるだろう。

いつもの店がない!

2005年05月24日 19時03分59秒 | Weblog
 今日は映画の話ではなく、ラーメンの話。
 かかりつけのクリニックに行く時は、必ず!といっていいほど、塩ラーメンの店に寄っていたが、つぶれた?のか、別のラーメン店に変わっていた。念のために入って塩ラーメンを食べてみたが、これまでとは違い、上品でコクのあるスープではなかった。その場所には2度と行くことがないだろう…残念だが。
 最近、こんなことはよくある。昔行ったことにある店に久しぶりに行ったら、店がない。新しい店舗になっている、その前に何の店舗があったのかも思い出せないこともある。次々に新しい店はできている…なんか、寂しい。
 

ウィル・スミスの魅力がいっぱい!「最後の恋のはじめ方」

2005年05月23日 23時23分23秒 | Weblog
 大人になっても、恋って思いどおりにならない。何かアドバイスがあれば、自分に自信がなくても恋ができるかも…。そんな人たちは多いのかもしれない。
 デート・コンサルタントのヒッチは、独自の基本ルールで恋愛が苦手な男性を幸せに導いてきた。会計士のアルバートも、ヒッチのアドバイスを受けてセレブのアレグラとの恋を成就させようとしていた。しかし、女性記者のサラに出会ってから、ヒッチのパーフェクトな恋愛論が徐々に狂い始める。サラは恋愛よりも仕事が一番!と思っているのでヒッチが好きになっても簡単にはいかないのだ。そして、ヒッチがデート・コンサルタントで、何人もの恋愛を演出していたこともバレてしまう。うまくいっているはずだったアルバートの恋愛も危ぶまれてきて…。
 ウィル・スミスの軽快なセリフ回しで、ストーリーを飽きさせない。いつもの笑顔で観るものをなごませてくれるのも、彼ならではと言えよう。芸達者な他のキャストの役柄も見逃せない。ロマンティックな気分で楽しめる、ラブストーリー。
 明るくしかもクールなヒッチを演じるのはウィル・スミス。ヒッチの心を動かす女性記者に「ふたりにクギづけ」のエウ゛ァ・メンデスが演じている。
 公開は6月4日(土)より 

奇才?後藤ひろひとが描く「Shuffle」

2005年05月22日 19時27分59秒 | Weblog
 ガードマンが厳重に警備しているにも関わらず、展示されていた貴重な宝石が盗まれる。犯人を探しだそうと懸命に捜査する乾(通称シャッフル)刑事たち。そんなとき、シャッフルは同僚が上司に見えたり、上司が犯人、犯人が憧れの女性に見えたりと脳内視力に変化が現れ、仕事ができなくなる。しかし、同僚が犯人グループに殺されたことから、再び犯人を探すことになって…。
 かなり奇抜なストーリー?と思ったが、ドタバタの中にもきちんと筋がとおっており、複雑に悩むことがなく、単純に笑えた。シャッフル役の伊原剛志が、初っぱなからセリフにつまったり、それにつられてみんなが笑ってしまったりと、舞台ならではのハプニングもお楽しみ。 アンコールでは、シャッフルの憧れの女性・石野真子(石野真子似の事務員役)がコンサート並みに歌を唄う間に出演者が登場するという趣向。

 後藤ひろひと作・演出・出演のノンストップ・コメディー。伊原剛志の舞台初主演、奥菜恵の結婚後復帰作としても話題となっていた。千秋楽の舞台鑑賞だったためアンコールも多め?しかも挨拶つきで終了となった。


郷土への愛と家族への愛を描く「村の写真集」

2005年05月19日 08時59分24秒 | Weblog
 3年後に、自分の生まれ育った町や村がダムに沈む…「故郷の村や人々を写真集に残そう」という企画を引き受けた研一は、村で写真館を営んでいる。息子の孝は父に反発し東京でカメラマンの助手をしていたが、その企画を手伝うことに…。そして、親子は村の人々を写真におさめるために、一軒一軒を歩いて回ることにした。父と子のすれ違う思い、様々な出来事が起こりながらも父の偉大さを知っていく息子・孝。父が村に残そうとしたものとは?家族に残そうとしたものとは?
 先祖代々に続く仕事を継承するということ、日々を平凡に暮らすということ。ありきたりでも、かけがいのない生活で、守り続けてきた生活がある。
 映画の舞台は徳島の雄大な自然が残る村。晩秋の山の景色が美しい。
 

仙台で巨人戦の視聴率が好調

2005年05月15日 17時47分57秒 | Weblog
 4月に月別統計(89年開始)開始以来、最低12
.9%を記録した巨人戦の視聴率。交流戦初日(6日)の楽天戦は、楽天の地元仙台地区で3戦とも20%の視聴率を越えた。ただ、関東地区に限れば12~13の間を推移している。
 やり方次第では15%まで持ち直せる…と、関係者は期待を寄せている。
 それにしても、一頃なら巨人戦は20%を越えるドル箱だっただけに、寂しい数字であることに変わりはない。交流戦が過ぎても、ファンを楽しませる試合を期待している。

心が揺さぶられる「おばあちゃんの家」

2005年05月12日 19時53分21秒 | Weblog
 母親の都合で、ソウル育ちのサンウは田舎のおばあちゃんの家に預けられる。しゃべることができず、腰も曲がっているおばあちゃんをサンウはバカにし、辛くあたる。おばあちゃんは町と離れた不便な生活の中で暮らしてきた。缶詰ばかりを食べ、おばあちゃんの作ったものも食べようとしない。おばあちゃんと気持ちを触れ合おうとしないサンウ。自由になるお金がないこともサンウには理解ができない。
 孫に精一杯関わろうとするおばあちゃんは、サンウがケンタッキーチキンを食べたがっていることを知る。このとき、おばあちゃんはケンタッキーチキンがニワトリであることを理解する。そして、お金を工面しておばあちゃんは買い物に出かけるが、買ってきたのは生きたニワトリ。このシーンに、おばあちゃんの愛情があふれていることを感じざるを得ない。
 このようなチグハグな生活を送りながらも、徐じょにサンウはおばあちゃんを理解していく。その一つ一つのエピソードには、胸を締め付けられる。全体的に静かに物語は進んでいくが、心は大きく揺さぶられることになるであろう。
(2002年、韓国)