毎年恒例の松田聖子のコンサートツアー。今年の大阪公演は6月28ー30日
の3days。当方は最終日の30日に参戦した。シングル曲やアルバム曲、B面だ
った曲と普通に混在して観客がそれをすべてイントロでわかってしまうという
のがこの人のステージ。そして観客だ。
今年のオープニングはすごくポップなデザインの舞台演出。“ピンクのモーツ
ァルト”からスタートし、“瑠璃色の地球”まで。
そしてアコースティックコーナーへと進む。ここは“風立ちぬ”から始まり、
ラストは、“SWEET MEMORIES”。“風立ちぬ”は夏のコンサートでは歌うこと
が珍しいと本人は語る。「風立ちぬ 今は秋」という歌詞なので、そうでしょ
うね。
次はこのところの定番となっている「リクエストコーナー」となる。ここ
は、ファンが持つプレート(紙?)に書いたリクエスト曲を松田聖子自身が確
認して「あー」「うーん」「ごめんなさい」と言ってパスするものもあるが、ワ
ンフレーズでも思い出すものは歌っていく。わざと難しそうな、昔のアルバム
の曲を狙って書いている人もいると思うが、膨大な曲目を歌ってきたはずの松
田聖子は、驚くほど拾って歌っていくのだ。本当に、その記憶力はすごい。
そして、今年は「一度は松田聖子のコンサートを観客席から観てみたい」とい
う、バンマス・野崎さんのリクエストコーナー。なるほどの、通な3曲をチョ
イスしていた。めったにコンサートで歌わない曲をリクエストしていました!
その後はコーナーは終了し、“潮騒” “赤い靴のバレリーナ” “赤いスイートピ
ー” “時間の国のアリス”で前半、中盤が終わり最後のメドレーコーナーへと向
かうのはいつものとおり。この曲のリレー、なかなか考えているのだ。“赤い
靴のバレリーナ”はアルバムの1曲だが、当方は大好きな曲の一つ。女の子が
恋する繊細な気持ちを描写していて、初期のアルバムの松田聖子の路線を表現
したものだと思う。
そしてそして、ラストを飾るのは全員参加のメドレー
青い珊瑚礁~夏の扉へと続く。
アンコールはお決まりの
“20th Party” と “素敵にOnce Again”
来年はデビューから45周年を迎える松田聖子。大阪城ホールができたのは
1983年の約40年前。初めてこのホールの舞台に立ってから、大阪城ホール公
演回数が92回になったとのこと。松田聖子62歳。今年の春、中央大学法学部
(通信教育だが、卒業は難しい)を卒業した。本人は「62歳だからなあ」と言
っていたが、凄いことだ。心から卒業おめでとうございますと、お伝えしたい
と思います。今年はここ数年でかなりおもしろかったと思う。いろいろと言葉
では表せないほどの辛い思いも経験したであろう。だが、今年は純粋に楽しめ
たし、レーザーも光っていたし、画像もキラキラしていた。舞台技術を進化さ
せてきている。
大阪城ホール公演100回を、とりあえず目標にがんばれ。本人と同じような
ヒラヒラドレス姿が客席にもあふれるコンサートってなかなかないですよーー
(ファンの人は自分の手作り)😉
ツアーはこのあと(さいたまスーパーアリーナは終了)、日本武道館、マリ
ンメッセ福岡A館、Aichi Sky ExpoホールAにて行われる。
セットリストを上げている人がいるので、気になる人はそこで確認を。