夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『記憶にございません!』

2019年09月17日 15時52分27秒 | Weblog

記憶にございません!のイメージ画像1

「記憶にございません!」このフレーズを過去に国会で耳にしたことがある人は一定の年齢層いよう。汚職が絡んでの某さんのお言葉。

今なら、流行語大賞になっていることだろう。さて、それは余談。

 

 

歴代でも不人気の首相(中井貴一)が演説中、観衆が投げた石が頭に当たり記憶喪失に。

秘書などの側近はそのことを、内緒にしたまま首相に政治を続けさせる。記憶がない総理は、以前とは全く違う人格になっており、周囲を驚かせる。

 

女性初のアメリカ大統領(木村佳乃)との会議や内閣を牛耳る官房長官(草刈正雄)との攻防が三谷監督の腕の見せ所。オチはそこか!の視点となる。

冒頭は冗漫に感じ、三谷監督もいよいよ勢いがなくなったか?と思うも。徐々にテンポよくなり、その世界観へ。

芸達者な役者たちが、持ち味発揮の連続で大団円となる。

監督の三谷幸喜もキャストのほとんども年齢高め…失礼、ベテラン勢の布陣である。そのため、昭和色は溢れ出てしまうけれども、十分楽しめる。

実は側近(ディーン・フジオカ)と不倫関係にある総理大臣の妻を演じるのは石田ゆり子。総理大臣の浮気相手である野党第2党の女性党首を吉田羊。

お金で動く謎のジャーナリストを佐藤浩市が演じている。ほかにも、三谷組のメンバーをもれなく探せる。また、冒頭で出てくる警察官にも注目を!!

木村佳乃を起用したのがポイント。さすがの帰国子女。

そしてさらに、有働由美子はどこにいるの??

 

上映が始まる前、違う映画を観る準備をしていた女子高校生が、ロビーに流れるこの映画の宣伝予告を観ながら「記憶にございません!」と連呼していたのが印象的。

女子高校生が会話中におもしろく使ってくれれば、いいクチコミ宣伝となる。